リユーストナーの未来
2025-07-10 11:58:51

リユーストナーで始めるサステナブル経営の第一歩と未来の可能性

リユーストナーで始めるサステナブル経営の第一歩



2025年6月、名古屋で開催されたAXIA EXPOでのセミナー「中小企業のサステナビリティ経営、はじめの一歩は印刷から」についてレポートします。本セミナーでは、株式会社ディエスジャパンの北條陽子社長をはじめ、ケイティケイ株式会社の青山英生社長、原貿易株式会社の江守雅人社長の3名が登壇しました。

セミナー内容の概要


まず、各社の代表が事業内容とサステナビリティへの取り組みについて紹介。

ケイティケイ株式会社の青山社長


青山社長は、名古屋を拠点に展開する同社の54年間の歴史を紹介し、リユーストナーを中心に多様な事業を運営していると述べました。この企業は、サステナビリティの基本方針を定め、リユースビジネスを推進。環境に貢献する取り組みを広げています。

株式会社ディエスジャパンの北條社長


北條社長は、同社が40年の歴史を持ち、リユーストナーやOA機器の販売を行っていることを説明しました。最近では企業の脱炭素化を支援するサービスも提供しており、具体的にはCO₂排出量の「見える化」を通じた取り組みを紹介。これは、企業が初めての第一歩を踏み出す手助けとなっています。

原貿易株式会社の江守社長


江守社長は、リユーストナーカートリッジの製造に必要な部材を扱う企業として、持続可能性への意識を高める重要性を語りました。同社は “Printage For Zero Carbon” の取り組みを通じて、子どもたちへの教育活動も行っており、子どもたちにリユーストナーについて知識を提供しています。

リユーストナー導入の意義


江守社長は、「なぜリユーストナーなのか?」という問いに、世界的に進化しているトレンドを例に挙げました。特に、修理する権利やエコデザインといったキーワードは今後日本にも浸透していくもので、リユーストナーがその一環として注目されるとのこと。

各社のサステナブルな取り組み


ディエスジャパンの「ファストカーボン」


北條社長が紹介した「ファストカーボン」は、自社のCO₂排出量を把握するためのツールであり、企業が環境への取り組みを始めるための第一歩となるものです。特に、経理データを活用して自動計算が可能な点は大変便利で、専門知識がなくても活用できます。

ケイティケイのサステナブルパートナープログラム


青山社長は、QRコードを用いてリユーストナーの利用状況を見える化する取り組みを解説。これにより、どれだけのCO₂削減に寄与しているかを可視化し、顧客に「環境貢献レポート」として提供しています。

リユーストナーの普及に向けて


リユーストナーが法人の中でまだ十分に浸透していない理由についても議論されました。青山社長は、個人の環境意識が高い一方で、法人では価格や利便性が優先されがちであると指摘。この変化を求め、パートナーシップによるPR活動が重要と述べました。

リユーストナー導入の未来


各社の代表から、リユーストナーや脱炭素への取り組みについてのメッセージが届きました。特に、企業としてリユース製品を選ぶことの価値を広め、楽しみながらサステナブルな未来を築くことの重要性が強調されました。これからの社会において、リユーストナーは重要な役割を果たすことでしょう。

本セミナーは、脱炭素への意識の高まりや具体的な取り組み内容を知る貴重な機会となりました。印刷業界におけるリユーストナーの普及が、企業のサステナブル経営に貢献することを期待しています。


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