未経験からエンジニアへの道:年収と満足度調査の結果
最近、アクサス株式会社が実施した20~30代の転職者1,025名を対象とした「エンジニア×転職後の年収」に関する調査結果が発表されました。本記事では、この調査を通じて明らかになった未経験からエンジニアへの転職事情や年収増額、そしてその満足度について探っていきます。
調査概要
本調査は大きく分けて2つのグループに対し行われました。1つは未経験でエンジニアに転職した504人、もう1つはエンジニア以外の職種に転職した521人を対象に、その経歴や年収、仕事の満足度について分析がなされました。調査期間は2025年1月7日から9日までの3日間で、回答者はすべて20代から30代でした。
年齢別の転職状況
調査によると、約70%が20代で転職を経験しています。特に25歳から29歳の年代での転職者が最も多く、この年代が未経験に挑戦する際の重要なタイミングであることがわかります。特にエンジニア転職の増加は、若い世代が新しいスキルを身につけたい意思が反映されていると言えるでしょう。
転職動機の違い
エンジニアに転職した人たちは、『新しいスキルを習得したかったから』という理由が42.7%で最多を占めています。また、キャリアの幅広げや興味からの転職も多く見受けられました。一方で、エンジニア以外の職種に転職した人々は、『収入を増やしたい』という動機が27.5%に達し、金銭的なメリットを強く意識していることが見て取れます。
年収増加の傾向
調査結果によると、転職して1〜5年後の収入において、エンジニアに転職した人の方が平均的に年収が高くなる傾向があることが明らかになりました。具体的には、転職1年後で約34.9万円、3年後で38.2万円、5年後には43.9万円の増加がある一方で、エンジニア以外の職種に転職した場合は、1年後27.3万円、3年後30.1万円、5年後37.2万円でした。
満足度も向上
さらに、エンジニアに転職した人の多くが現在の年収や仕事に満足していると回答しています。特に、エンジニアカテゴリでは、約7割が収入に満足しているとのことです。未経験からエンジニアに転職することで得られる能力やキャリアの成長に対して、積極的な評価がなされていることがうかがえます。
まとめ
この調査からは、未経験者がエンジニアに転職することは、収入だけでなく、仕事への満足度にも大きく寄与することが明らかになりました。新しいスキルを学ぶこと、そして高収入を目指すという動機が、未経験者の転職活動を後押ししているようです。エンジニアを目指す道は、未経験でも十分に可能性があることが示された今回の調査は、多くの求職者にとって励みとなることでしょう。