ゆりやんレトリィバァが挑む映画監督デビュー
お笑い界で独自の地位を築いたゆりやんレトリィバァが、ついに映画監督デビューを果たします。彼女の初監督作品『禍禍女(まがまがおんな)』が、2026年に全国公開されることが発表され、期待が高まっています。ゆりやんは自身の恋愛経験を基にしたストーリーを描き、「フラれて生まれた映画」という言葉で、この作品を語りました。
監督オファーのきっかけは?
ゆりやんが映画監督を志したのは、数年前のテレビ番組での軽い一言から。彼女は「映画監督をやってみたい」と願望を口にしたことで、思わぬ形で実現へとつながったのです。「ほんまに軽い気持ちで言ったんですよ。まさか、本当に実現するとは思っていなかったです」と振り返ります。この発言を偶然耳にしたK2 Picturesの高橋プロデューサーが彼女に声をかけ、プロジェクトが始動しました。
製作過程の発見
映画制作の初期には、高橋プロデューサーに恋愛相談をする時間が多かったと語っており、「映画作りはどう進むんだろう」と不安に思っていた彼女が、気がつけば撮影を終え、作品が完成していたと語ります。その流れにも驚かされますが、作品に込めた思いは強いもので、全ては彼女自身の恋愛体験がベースになっています。「私を振ってくれた男性方がいなかったら、この映画は存在してなかった」と彼女は感謝の気持ちを強調しました。
世界に向けての公開
『禍禍女』は、日本国内だけでなく、海外でも注目されており、9月にはロサンゼルスで開催されるジャンル映画祭「第13回Beyond Fest」でワールドプレミアを予定しています。「夢みたいです。しかも、ずっと憧れていたクエンティン・タランティーノ監督がいらっしゃるかもしれない」と興奮気味に語る彼女。
新たな才能の誕生
作品選定を担ったエヴリム・エルソイ氏は「『禍禍女』はまさに“とんでもない大発見”」と評価し、新たな才能の衝撃のデビュー作として注目しています。ゆりやんはこれまで10年以上ピン芸人として活動してきましたが、映画は「総合芸術」であり、プロジェクトを通じて多くの人々と共同作業をすることで、自らの視野が広がったと実感しています。
意外なキャストに注目
また、番組内では意外すぎるキャストの存在もほのめかされており、「今すぐにでもお名前を出したい!……でもまだ言えません。楽しみにしててください!」と期待感を寄せています。さらに、彼女は自らのファンクラブ「ゆりふぁんレトリィバァ」も立ち上げ、ユニークな企画やコンテンツを通じてファンとの新しい形の交流を図っています。
期待の高まる映画『禍禍女』とは?
ゆりやんレトリィバァが体当たりで生み出した映画『禍禍女』。その“まがまがしさ”の正体とは何か?どのような形で観客の心に響くのか、公開を心待ちにしたいと思います。全ての映画ファンに、ゆりやんの新たな挑戦を楽しみにしていただきたいです。