中古複合機導入の実態を探る
昨今、コスト削減を図る中小企業が増える中、複合機(コピー機)の中古市場が活況を呈しています。株式会社ベルテクノスが運営するOFFICE110の調査によれば、2022年12月から2025年7月にかけて蓄積された相談記録の分析により、複合機の導入検討において67%が中古を選択肢として挙げています。これは、初期投資を抑えられる手段として、高い関心を持たれていることを示しています。
しかしながら、その実態は単なる価格比較にとどまらず、様々な要因が影響を及ぼしていることが明らかとなりました。具体的には、中古機の選定に際しては価格以外の要素、すなわち整備状態や保守条件、さらに故障時の部品供給などの確認が重要視されているのです。
調査結果の詳細
調査の結果、複合機の中古検討に関する相談件数は71件で全体の約67%を占めました。これは、中古機は導入時の有力な選択肢であることを示していますが、数値が示す即効性の背後には複雑な選考過程が潜んでいるのです。
相談内容を詳しく見てみると、価格そのものよりも、導入後の条件や運用面に関する確認が多く寄せられています。たとえば、保守・カウンター契約の内容、新品と中古のどちらが結果的に経済的か、故障時の対応や部品供給の問題についての確認が顕著に見られました。このように、ユーザーは価格面だけでなく、長期的なトータルコストや、導入後の運用に関しても慎重に考慮しているのです。
特に「中古なら安く導入できる」という印象を持って検討し始めた企業が、比較を進める過程で不安を募らせる傾向があります。安価な本体価格に引かれて導入を決めたとしても、保守料金やカウンター料金を加算すると、意外にトータルコストが高くなってしまうこともあります。見た目が綺麗でも、整備内容や保守可能年数、部品供給の見通しによって、安定した運用が難しくなる場合も。ユーザーは価格だけを比較するのではなく、整備内容、保守条件、故障対応、使用年数などを明確に確認する必要があります。
監修者の声
株式会社ベルテクノスの営業部長である千々波一博氏は、次のように述べています。「複合機は本体価格のみで比較ができる商材ではありません。導入時のコストだけでなく、整備内容や保守条件、故障時の対応、さらには使い続けた際の総額を考慮する必要があります。本調査を通じて、中小企業の担当者が『中古か新品か』という二択だけではなく、自社の利用状況に合った条件での比較を望んでいることが確認できました。今後も利用者が正確に比較検討できるよう、情報提供を精力的に行っていきます。」
まとめ
中古複合機は初期コストを大幅に削減できる一方で、導入後の条件や運用面についても十分に考慮しなければなりません。中小企業にとって、切実な問題であるため、判断に必要な情報を整え、しっかりとした比較検討を行うことが重要です。
詳細な調査結果については、
こちらからご覧いただけます。