感動のドキュメンタリー映画「奇跡の子夢野に舞う」が地上波初放送

2026年1月1日（木）午前4時から、HTB北海道テレビが製作したドキュメンタリー映画「奇跡の子夢野に舞う」が全国で初めて地上波に登場します。この作品は、先に北海道内である12の映画館で公開された後、東京をはじめとする全国各地の映画館で上映され、多くの観客から高い評価を得てきました。

この映画は、北海道の長沼町で絶滅危惧種の「タンチョウ」を町に呼び戻そうと努力する14人の農民たちの物語を描いています。明治期の乱獲で姿を消したタンチョウを再び見かけられるようになるまでの奮闘を追い、地域住民の活動や自然環境の美しさ、そしてヒナの誕生に至るまでの奇跡を感じさせる映像が盛り込まれています。

作品の背景

HTBは、開局55周年を記念して初めて製作したドキュメンタリー映画であり、その過程は2015年から始まりました。7年にわたる長期的な取材と撮影を経て、多くの映像素材が集まった本作は、科学技術映像祭の最高賞である「内閣総理大臣賞」や、環境映像祭の「グリーンイメージ賞」を受賞するなど、各界での評価も高いです。

物語の内容

映画の舞台は、札幌近郊の長沼町。そこには、絶滅危惧種のタンチョウを呼び戻すという壮大な計画を掲げる農民たちがいます。彼らは、鳥たちに悩まされているにもかかわらず、鳥たちが住みやすい環境を作り出すために力を合わせています。具体的には、大都市札幌の近くに存在する農村で、彼らは湿地を復元し、タンチョウが再び飛来できる場所を整えようとします。しかし、事はそう簡単には進まず、数々のトラブルや予期せぬ事態に直面することになるのです。