大阪市がAI通訳機「ポケトーク S2」を導入
大阪市は、この度富士ソフト株式会社から提供されたAI通訳機「ポケトーク S2」と管理コンソール「ポケトーク アナリティクス」を200セット導入しました。この取り組みは、デジタル技術を利用して全ての市民が便利に行政サービスを受けられる環境づくりを進める一貫として位置付けられています。
誰一人取り残さない取り組み
現在、外国人住民の数が増加している大阪市では、2021年から2024年の間に約5万人もの外国人が新たに暮らすことになると予測されています。日本語が未熟な市民と行政とのコミュニケーションの質を向上させるため、AI通訳機の導入は大変重要なステップです。この「誰一人取り残さない」デジタル化の目標は、区役所において特に重要で、誰が来ても利用しやすい窓口を目指しています。
AI通訳機「ポケトーク S2」の特徴
「ポケトーク S2」は88言語に対応し、音声およびテキストの翻訳ができます。新しいモデルはWi-Fiがないエリアでも使え、170を超える国や地域での通信が可能です。内蔵されているグローバルSIMにより、海外でも快適に利用できるのが大きな魅力です。また、バッテリーの持続時間も改善されており、日常生活や旅行などさまざまなシーンでの需要に応えます。
セキュリティ面への配慮
通訳機の重要な要素の一つがセキュリティです。「ポケトーク」は国際的なセキュリティ基準に準拠しており、管理コンソール「ポケトーク アナリティクス」を利用することで、セキュリティの強化と管理業務の効率化が実現されます。この管理コンソールでは、遠隔地での端末管理や利用状況の集計・可視化が可能で、行政の多様なニーズに応えるのに役立ちます。
富士ソフトの今後の展望
今後も富士ソフトは、さまざまな行政や自治体のITニーズに対応し、さらなる社会課題の解決に寄与していくことを約束しています。デジタル化が進む中で、利用しやすい行政サービスを提供することが必要であり、この取り組みは大阪市だけでなく、他の地域でも展開される可能性があります。
大阪市が進めるこのデジタル化の取り組みは、「ポケトーク」の導入により、国際性を持つ都市としてのステータスを高めることにも繋がります。今後の展開が楽しみですね。詳しくは、
ポケトークの公式サイトや
大阪市の関連ページをご覧ください。