世界初演のミュージカル『アニオー姫』が2026年KAATで開幕！

2026年9月、KAAT神奈川芸術劇場にてミュージカル『アニオー姫』が世界初演されることが発表されました。この作品は、400年前の史実に基づいた国境を越えた愛の物語であり、制作には「アニオー姫」実行委員会が関わっています。すなわち、ブレイングループ、ヤマハミュージックベトナム、そしてNPO国際交流促進協議会が中心となり進めているプロジェクトです。

この新作ミュージカルは、2023年に日越外交関係樹立50周年を記念して制作されたオペラ『アニオー姫』を基にしており、さらに新たな楽曲を加えて生まれ変わっています。総監督・演出は自身もオペラ歌手や俳優として知られる大山大輔が務め、作曲にはチャン・マィン・フンが参加しています。

主役の荒木宗太郎役には、日本のミュージカル界で活躍する田代万里生と小野田龍之介のWキャストが起用され、タイトルロールのアニオー姫役には宝塚歌劇団出身の音くり寿と、オーディションを通過したベトナム人女優が名前を連ねています。さらに、共演には今井清隆（グエン王役）、吉沢梨絵（お妃役）、井料瑠美（運命の占い師役）と、名だたる実力派の俳優たちが揃います。

ストーリーの概要

この作品のストーリーは、今から400年前の大航海時代の17世紀初頭にさかのぼります。広南国の王女・玉華姫（後のアニオー姫）と日本の商人・荒木宗太郎が広大な海の船上で運命的に出会い、次第に恋に落ちるところから始まります。二人は結婚を決意し、王である玉華姫の父から祝福を受け、日本の長崎へと向かうことになります。

長崎に到着した二人は、天真爛漫な玉華姫が広南の言葉で宗太郎を呼びかけることで町の人々に愛され、「アニオーさん」と呼ばれる存在に。世の中の tumultuous な変化の中、長崎奉行から鎖国の通達が下されることで、二人の愛は試練に直面します。果たして、二人の運命はどのように展開するのでしょうか？

キャストとスタッフ

キャストには田代万里生、音くり寿、小野田龍之介をはじめとしたトップミュージカル俳優たちが揃い、スタッフ陣も質の高い作品作りに取り組んでいます。特に大山大輔総監督は、演出だけでなく台本や作詞も手掛けるため、作品の一貫性が高まります。

公演情報

公演は、2026年9月11日から28日までの20回を予定しており、主催は「アニオー姫」実行委員会、共催は日本経済新聞社です。

公式ウェブサイトではチケットの一般販売も2026年5月に予定されているため、今からしっかりとチェックしておきましょう。詳細については、公式サイト（https://musical.anio.jp）を訪れてみてください。

この壮大な愛の物語が、400年の時を超えてどのように表現されるのか、期待が高まるばかりです。皆様のご来場を心よりお待ちしております！