多様性の音楽祭
2025-12-06 01:24:27

障害者と健常者が共演!真の多様性の音楽祭「True Colors Festival Special Concert 2025」

障害者と健常者が共演する「True Colors Festival Special Concert 2025」



2025年12月4日、東京・増上寺 大殿で開催された「True Colors Festival Special Concert 2025 共鳴の宴」は、障害者と健常者の垣根を超えた音楽祭です。日本財団DIVERSITY IN THE ARTSが主催し、本コンセプトは、国際会議「SYNC25 アカウンタビリティ・サミット」と連携して行われました。このコンサートには、国内外から約250名の企業幹部が参加し、音楽への情熱を共有しました。

「True Colors Festival」は、2016年の創設以来、規制にとらわれない多彩なアート・イベントを展開しています。このプロジェクトは、全ての人に“多様な在り方”を楽しんでもらう場を提供し、未来の社会をより居心地の良いものにすることを目指しています。障害を含む様々な違いが共鳴し、誰もが申し分なく輝ける場所を創出しています。

このイベントの音楽監督には、エミー賞受賞作『将軍 -SHOGUN-』の石田多朗氏が就任し、総合演出は世界的な演劇祭「エジンバラ」で高評価を得た山田淳也氏が担当しました。増上寺 大殿の厳かな雰囲気の中、和太鼓の演奏が響きわたり、障害者と健常者のダンサーによる共演「沈黙の中の音」でイベントがスタートしました。音と光の演出が映えるなか、彼らのダンスと太鼓のパフォーマンスが一体感を生み出しました。

次に披露されたのは「ちがいとの出会い」。日本古来の楽器・雅楽と西洋楽器とのコラボレーションによって、日本と西洋の音楽文化の素晴らしい共鳴を生み出しました。また「ともに奏でる」では古典雅楽演奏が、続く「響きあう声と音なき言葉」では、“手話狂言” による「蟹山伏」が披露されています。手話を用いセリフを表現し、狂言の独特の動きでその世界を観客に届けました。

コンサートの終盤では、ピアノと歌、アコースティックギターによる多様な楽曲が次々に演奏されました。「Over the Rainbow」や「Moonlight」、車椅子のダンサーによる「My Heart Will Go On」(セリーヌ・ディオンのカバー)など、障害者と健常者が一緒になって音楽を楽しむ様子が描かれました。また、エンニオ・モリコーネの映画音楽メドレーや、ムソルグスキーの「キエフの大門」、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」といった名曲も演奏され、最後には音楽監督の石田氏によるオリジナル曲「常世」で締めくくられました。

このコンサートを通じて、障害者と健常者の垣根を越える未来がしっかりと表現されました。音楽により結びつけられた人々が、共に見つけた絆が輝く瞬間に、会場は包まれました。音楽が国や文化を超えて人を結びつける力を実感させるイベントでした。

詳しい情報については、こちらをご覧ください。

「True Colors SPECIAL LIVE 2025 in ZOJOJI 共鳴の宴」に関する詳細は日本財団DIVERSITY IN THE ARTSの公式サイトからもご確認できます。


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