田辺三菱製薬史料館 開館10周年特別展「道修町くすりのはじまり展」
大阪市中央区に位置する田辺三菱製薬史料館は、2015年に開館し、医薬品産業の中心地である道修町の歴史を学ぶ場所として、多くの方々に愛されてきました。その史料館が今年、開館10周年を迎え、特別展「道修町くすりのはじまり展」を2025年6月2日から9月30日まで開催します。この特別展では、道修町の「くすりのまち」としての歴史や、田辺三菱製薬のルーツを深く掘り下げる貴重な機会となっています。
特別展の概要
特別展「道修町くすりのはじまり展」では、田辺三菱製薬の歴史や「たなべや薬」に代表される初期の医薬品、そして当時使用されていた生薬に焦点を当てています。江戸時代より「くすりの町」として名を馳せた道修町が、どのように日本の医薬品産業の中心地として発展を遂げてきたのか、様々な展示を通じて学ぶことができます。
また、観覧者には、田辺三菱製薬のキャラクター「たなみん」のオリジナルグッズやパッケージウォーターがプレゼントされる特典も用意されており、来館者にとっても思い出に残る体験となるでしょう。
道修町ワークショップ
さらに、特別展と同時期に実施される関連イベント「道修町ワークショップ」も必見です。こちらは、小学生以上を対象とした講演会と実際の体験活動がセットになったプログラムです。たとえば、伝統的な薬づくりの器具「薬研」を使用して、生薬を体験しながら、明治時代のカレー粉を再現するワークショップに参加することができます。このような体験を通じて、参加者は道修町の歴史や医薬品の成り立ちを学ぶことができます。
ワークショップの詳細
- - 開催日: 2025年7月5日、8月2日、9月6日(各日14:00~15:30)
- - 場所: 田辺三菱製薬本社3階会議室
- - 参加対象: 小学生以上(保護者同伴可)
- - 参加費: 無料
- - 内容: 道修町の歴史に関する講演後、生薬の薬研体験
このように、多彩なプログラムが用意された開館10周年記念特別展は、地域の医薬品の歴史を知る絶好の機会です。地域社会への貢献をさらに強化し、大阪・道修町から医療の未来を見据える田辺三菱製薬の姿勢を感じることができるでしょう。
史料館の詳細情報
田辺三菱製薬史料館は、2015年に開館以来、医薬品とその歴史に関心を抱く市民に広く開かれています。入館は無料で、予約は公式ウェブサイトから簡単に行えます。ぜひ、この機会に歴史ある道修町を訪れ、医薬品の世界に触れてみてください。
この特別展を通じて、地域の方々とともに「くすりの道修町」を深く理解するための一歩を踏み出しましょう!