優しいお笑いライブ
2025-09-01 16:54:22

重症児家族に優しいお笑いイベント「ばくわら」の盛況な開催レポート

重症児家族へ笑いの機会を提供する「ばくわら」



2024年8月31日(土)、東京都江戸川区にあるCOCOLON BASEで第2回インクルーシブお笑いライブ「ばくわら」が開催され、重症心身障がい児やその家族、支援者の6組22名が参加しました。このイベントは、障がいを持つこどもたちとその家族が楽しめる新たなエンターテイメントの場を提供することを目的としています。

インクルーシブなお笑いライブとは?



一般的に、エンターテインメントイベントは会場の設備や環境が全ての人に配慮されていないことが多く、特に重症児を持つ家族は参加を断念することが少なくありません。今回の「ばくわら」では、障がいや医療的ケアの有無にかかわらず、誰もが楽しめるよう配慮されたプログラムが組まれています。主催の特定非営利活動法人EPOは、東京都内で児童発達支援・放課後等デイサービス「ここね」を運営する団体であり、安心・快適な環境を整備しての開催でした。

笑いと学びを提供するイベント


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イベントのプログラムには、参加者が楽しめるだけでなく、笑いの中に学ぶ要素も取り入れられています。たとえば、最初に登場したのはインドと日本のハーフであるチャパティさん。親しみやすいスタイルでネタを披露し、会場を明るい空気に包み込みました。

2番手には、独特なキャラクターを持つイヌコネクションが登場。観客とのコールアンドレスポンスを交えながら、独自のネタを披露し、大きな笑いを生み出しました。3番手のかごしま太郎さんは、キャッチーな音楽に乗せてさつまいもネタを披露し、会場を楽しませました。最後に登場したのは、バッドナイス常田さんの相方として知られるホタルイカ・ヤマトさん。野球ネタやダジャレで観客の笑いを誘いました。

特別企画「ショートコント・オチ当てクイズ」



また、本イベントは参加者の皆さんも楽しめるような特別企画も用意されていました。「ショートコント・オチ当てクイズ」と題されたその企画は、芸人たちがオチを披露する前にストーリーを紹介し、参加者がそのオチを予想するというものでした。明るい雰囲気の中で、笑い声が会場いっぱいに広がりました。

今後の展開とコミュニティの重要性



「ばくわら」は今後も開催を継続していく予定です。特定非営利活動法人EPOは、今秋にもさまざまなイベントを企画しており、重症心身障がい児とその家族が参加できる機会を増やすことに力を入れています。また、次回は9月21日(日)に「COCOLONプラネタリウム」を開催する計画も進行中です。これを通じて、交流や情報交換の場が広がることで、家族のつながりも強化されることでしょう。

COCOLONの取り組みは、重症心身障がい児とその家族の「つながり」「学び」「遊び」ができる場所を提供し、地域全体の理解を深めることへとつながっていくと考えられます。今後も様々なイベントを通じて、安心して暮らせる環境づくりを進めていくEPOの活動に注目が高まります。


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