安藤美姫が振り返る過去と未来
フィギュアスケートの世界でその名を知られている安藤美姫。彼女の人生は、9歳で父を失ったという衝撃的な出来事から始まりました。この突然の別れが、彼女をどのように形成し、さらには彼女自身にとっての救いとなったのかを探ります。
幼少期の過酷な現実
安藤は9歳で、親友の誘いを受けてフィギュアスケートを始めました。それまでは多様な習い事に取り組んでいた彼女ですが、父の交通事故による死は、彼女に大きな影を落としました。「私にはそのときの記憶がほとんどない」と語る安藤は、その後「全ての習い事に行けなくなった」と母から聞かされたといいます。そんな中で、フィギュアスケートのリンクに戻ることができたのは、友人の支えのおかげでした。
「その先生の笑顔に救われた」と語る安藤は、最初はスケートを楽しむより、その笑顔に会うために通っていたと回想します。このようにして、安藤はスケートを通じて新しい人生の一歩を踏み出すことができたのです。
メディアの目と引きこもりの時期
スケート界で成長を続ける中、2002年、14歳で女子史上初の4回転ジャンプを成功させた彼女は一躍注目の的になりました。しかし、その光が彼女の日常を一変させました。「24時間パパラッチが度を越していた」と安藤は振り返ります。家の前や学校、練習するリンク前には常にカメラの目があり、「外に出るのが怖くなって引きこもった時期もあった」と告白します。
この時期、安藤は精神的に追い詰められ、摂食障害を患うほどのストレスを抱えました。手紙が届くたびに、それがほとんど誹謗中傷であったことも明かし、「怖かったので、タンスをドアの前に置いて閉じ込めていた」当時を語ります。
母としての彼女と13歳の娘
安藤が競技生活を終え、2013年には長女・ひまわりちゃんを出産。現在13歳になった彼女の性格について話す安藤は、「心の壁を作って生きていた私とは真逆」と微笑みます。「娘は“コミュ力おばけ”」と称し、周囲の人々に愛される存在です。
親同士の交流が苦手な彼女のコミュニケーションの窓を開いてくれているのは、紛れもなく娘の存在だと言います。「どれだけげんかをしても、夜にはハグして寝る」と紹介し、親友かのような関係性を実感しています。
未来への思い
今後の展望についても語り、自身が娘にスケートをやらせたくない理由を明かす安藤。しかし「いい出会いがあればポジティブに考えています」とも。子育てと向き合う中、彼女は「あの頃の自分」に贈る言葉は何だったのか、そして母として、フィギュアスケーターとして描く未来はどうなるのか。
この特別番組『ABEMAエンタメ』の企画「Re:MAKE〜拝啓、あの頃の君へ〜」では、安藤の心の旅が綴られています。詳しい模様はABEMAで配信中です。安藤美姫の過去を知り、未来を見つめる彼女の姿に、ぜひ注目してみてください。