2026年にNHK次期会長に井上樹彦氏が就任決定！その経歴と展望

井上樹彦氏がNHK次期会長に就任

本日、NHKの経営委員会にて2026年1月25日付で新たに会長に任命されるのは、現副会長の井上樹彦氏です。井上氏は、令和4年6月よりNHKの副会長を務めており、放送業界において豊富な経験を有しています。任期は3年間で、2026年1月24日をもって退任する現会長の稲葉延雄氏の後を継ぎます。

井上樹彦氏の経歴

井上氏は、昭和32年に福岡県で生まれました。早稲田大学第一文学部を卒業後、昭和55年に日本放送協会（NHK）に入局しました。当初は長崎放送局にて放送部の記者としてキャリアをスタート。その後、複数の報道局で取材記者として活躍することになります。

特に政治系の取材力は評価が高く、平成12年には報道局取材センターの政治担当副部長に就任。さらに、平成14年に同部の担当部長、平成17年には部長に昇格し、これらの役職を通じてNHKの報道体制の強化に寄与しました。

また、編成局編成センター長や報道局編集主幹など、重要な役職を歴任し、放送コンテンツの質向上にも積極的に取り組んでいます。このような経験が評価され、平成30年には放送衛星システムの代表取締役社長に就任するなど、幅広い業務を手掛けてきました。

最近では、令和5年2月より副会長として視聴者とのコミュニケーションの強化や放送の多様化を推進しています。これからのNHKにとって、井上氏のリーダーシップがどのように影響を与えるのか、非常に注目されるところです。

今後の展望

新たに会長に就任する井上氏に対して寄せられる期待は高まっており、特にデジタル化やインターネットを通じた情報の提供に一層力を入れていくことが求められています。視聴者のニーズが多様化する中で、放送の質と信頼性の確保がどう進められるのか、戦略的な判断力が試されると考えられています。

さらに、これまでの経験を活かし、特に政治報道においてどのような新しい視点を加えていくのかも重要なポイントです。NHKの信頼を維持しつつ、若い世代の視聴者に対するアプローチを見直すことで、報道機関としての役割をさらに強化することが期待されます。

井上樹彦氏の今後の取り組みに注目しながら、NHKの未来を見守っていきたいと思います。