9月3日、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、舞台『いつかアイツに会いに行く -BEYOND THE MOON-』がついに幕を開けました。この作品は、独特のユーモアと音楽的センスで知られる小林顕作が演出と音楽を担当し、人気俳優の䋝田圭亮が主演を務めます。2025年に好評を博したシリーズの新章として、多くの期待が寄せられています。
この舞台は、未来を描く“ロードムービー演劇”として、主に「世の中の役に立ちたいが、何をすれば良いかわからない」という悩みを抱える青年の旅を描いています。主人公の伊藤緋色は、宇宙人との不思議な出会いをきっかけに、東京の下町から月へ向かうことになります。通過する先々での出会いや感動、笑いと涙が詰まった物語で、観客を魅了することでしょう。
ゲネプロと囲み取材には、小林顕作をはじめ、主演の䋝田、梶原善、そして河田陽菜が出席し、初日を迎える心境をお喋りしました。当初緊張気味だった䋝田は、自身の役について「俺の名前は伊藤緋色。ヒーローだ!」と元気良く自己紹介。初日を迎える気持ちを「とても緊張しましたが、楽しくできました」と語る姿からも、チームの一体感が感じられました。
小林は、若手俳優の䋝田について「ほぼ素人の状態で稽古に参加した彼が、どれだけ頑張れるかを示したい」と明かしました。河田はかつてアイドルとして活動していたこともあり、彼女の存在感が舞台全体に良い影響を与えています。小林はこのバランスが作品を成功へと導くだろうと感じているようでした。
小林の提唱した“ロードムービー演劇”の概念は、物語の進行におけるドラマを意味しており、誰かとの出会いを通じて主人公が成長していく姿を描いています。「考えさせる演劇ではなく、観ている人に感情の温かさを届けたい」と、その狙いを語っていました。
全キャストが汗をかきながら稽古に励んだ様子が伝わってきます。梶原は、「こんなに汗をかいたのは初めて」と楽しそうに語り、役を演じる度に感情を込めていく様子が印象的でした。緋色の旅を通じて、キャラクターたちがそれぞれのやりたいことを見つけ出す様子が、この作品の魅力です。
また、河田はこの舞台が自身の初舞台だと振り返り、温かいカンパニーであることに感謝した様子でした。座長の䋝田は、場を和ませる存在として、周囲のキャストから称賛されていました。彼自身も稽古の時間を充実したものとして捉えており、楽しい舞台が出来上がる手応えを感じているようです。
本作は新宿の後、銀座・博品館劇場でも上演予定で、小林はこれを「山手線圏内ツアー」と表現しました。初めて博品館劇場を訪れる予定のキャストにも期待が膨らむという、明るい雰囲気が溢れています。
最終的に、観客へ向けてのメッセージでは、「僕たちがここで待ってます!必ず楽しく素晴らしいものを観ることになりますので、楽しみにしていてください!」と熱くアピールする䋝田の姿が印象的でした。
最後に、観客に期待される旅の裏に隠された物語の謎が、舞台を通じてどのように展開されるのかに注目です。ぜひ、劇場に足を運んで、彼らに会いに行ってほしいと思います。彼らの冒険の結末が、あなたを待っています!