漫画賞初代グランプリ作家・熊辛がついにデビュー！『名もない歌を聴かせてよ』を詳しく解説

熊辛のデビュー作『名もない歌を聴かせてよ』が登場！

2025年12月22日、株式会社KADOKAWAから熊辛（くまから）の初の商業単行本『名もない歌を聴かせてよ』が発売されます。この作品は、WEBコミック誌『シルフ』が主催する「シルフ創作カップル漫画大賞」初代グランプリを受賞したもので、待望のデビュー作となります。

受賞作の背景と内容

熊辛は2024年に「名もない歌を聴かせてよ」でグランプリを受賞し、本作が商業漫画デビューを果たしました。それに伴い、同人誌で発表していた作品を大幅に加筆・修正し、連作短編として1冊にまとめました。この単行本にはキャラクターの紹介や、描き下ろしの漫画、さらに熊辛自身が各短編を解説する「セルフライナーノーツ」も収められており、作品への理解が深まる内容となっています。

PV公開と作品のテーマ

また、単行本の発売を祝して、グランプリ受賞の賞品として作品のPVも公開されています。PVはYouTubeの「KADOKAWA オフィシャルチャンネル」や、シルフ編集部が運営するTikTokアカウント「Chuune（チューン）@少女漫画」で視聴可能です。疾走感あふれる音楽に乗せて、夢を追いかける二人の挫折と成長が描かれており、視覚と聴覚で楽しめる作品に仕上がっています。

あらすじのご紹介

『名もない歌を聴かせてよ』の物語は、人との関わりを避けがちな弦乃（つるの）が、自分のギターを壊されたことで始まります。独りでいることで傷つくことから逃れようとしていた彼は、再び傷つく恐れに悩まされます。そんな彼に先輩の源吉（げんきち）が、譲り受けたギターを渡し、「やめんなよ」と励まします。人との関わりを恐れつつも、彼が感じる新たな感情は、どのように変化していくのでしょうか。