紙再生名刺の挑戦
2025-03-19 13:44:45

大阪発、循環型社会への明るい一歩!紙再生名刺とエコノベルティの取り組み

大阪発、循環型社会への明るい一歩!紙再生名刺とエコノベルティの取り組み



大阪府泉南市を拠点とする山陽製紙株式会社は、コクヨグループと協力し、古紙を利用した名刺の製作を実現しました。この取り組みは、環境への配慮を重視したリサイクル活動の一環です。特に、コクヨグループのEコマースサービスを提供するカウネットとの連携により、名刺の制作だけでなく、その端材をエコノベルティとして活用するなど、さらなる環境への配慮を加えています。

古紙から始まる再生のストーリー



山陽製紙は、昭和3年に設立され、以来、循環型社会の実現に向けた取り組みを推進してきました。2005年以降は、和歌山県で発生する梅の種を利用した再生紙の開発をスタートし、その後も食料廃棄物や製造副産物を古紙に抄き込む「オーダーメイドの紙づくり」を行っています。これにより、様々な用途に応じた特殊な紙製品を提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

一方で、カウネットは「カウネットLoopa(ルーパ)」と呼ばれる紙資源リサイクルサービスを展開しており、使用済みの古紙を回収してトイレットペーパーなどを製造しています。2025年1月には当社とのコラボレーションによって607kgの使用済みコピー用紙を回収し、コクヨグループの社員用名刺に生まれ変わらせました。このような活動は、資源を無駄にせず、未来のために再利用し続ける美しい循環の一環です。

エコノベルティの誕生



名刺の制作に使用された古紙の端材は、そのまま廃棄するのではなく、エコノベルティとして新たな価値を生み出します。カウネットはプラスチックのリサイクルも行っており、「Looplaマーカーペン」や「Loopaボールペン・シャープペン」を生み出しています。これらのノベルティは、2025年3月からコクヨ東京ショールームの来場記念品として採用される予定です。

これにより、訪れたお客様は環境への配慮がなされた商品を手に取ることができるだけでなく、企業のサステナビリティへの取り組みを感じることができるでしょう。このように、名刺の端材から生まれたアイテムたちは、単なる記念品以上の意味を持ちます。

未来への展望



これからの時代、環境意識が高まる中、企業が持続可能な方向に向かうことは必須と言えるでしょう。山陽製紙は、今後も環境負荷の低減を目指した企業との連携を強化し、より多くの循環型サービスを展開していくことを計画しています。リサイクルの取り組みは、私たちの生活に不可欠なものであり、企業の社会的責任を果たすための重要なステップとなるでしょう。

このように、山陽製紙とカウネットによる取り組みは、循環型社会の実現に向けた明るい一歩です。大阪から発信されるこの新たな試みが、他の企業や地域にも広がりを見せることを期待したいものです。私たちも、使い捨てではなく、再利用を考える時代が訪れていることを実感しつつ、次世代により良い地球を引き継ぐための行動を促したいですね。


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