向田邦子賞受賞式で兵藤るりが感動のスピーチ
2024年6月24日、東京都内で第43回向田邦子賞贈賞式が行われ、脚本家・兵藤るり氏が華々しく受賞しました。本賞は、優れた脚本家に贈られるもので、兵藤氏は作品『マイダイアリー』により栄誉を受けました。
贈賞式では、受賞者として登壇した兵藤氏が、受賞の喜びや自身の作品への思いを語った他、選考委員から選考経過の説明や賞状の授与も行われました。さらに、東京ニュース通信社の代表取締役社長、奥山卓氏から特製万年筆と副賞が手渡されました。
式には『マイダイアリー』で共演した俳優たちも駆けつけ、祝福の言葉が寄せられました。和田虎之介役の望月歩さんは、その場でスピーチを行い、清原果耶さんと佐野勇斗さんはビデオレターでメッセージを届けました。
受賞スピーチでの想い
兵藤るり氏は、受賞スピーチで「この賞は、私の本を信じて見届けてくださった視聴者の方、最後まで丁寧にキャラクターを演じた役者の皆さん、そして支えてくださったスタッフの方々のためにいただいた」と感謝の気持ちを述べながら、受賞作との重要なつながりについても触れました。彼女は、小説「阿修羅のごとく」を読んで衝撃を受けたことを振り返り、向田邦子さんの名前が入った賞を授与されたことに感慨深さを感じていると語っていました。また、坂元裕二氏との指導による2年間の経験もかけがえのないものとし、自身に与えられたこの場で多くの人とのつながりに感謝をしながら、今後も創作を続けていく決意を示しました。
共演者からの祝福メッセージ
祝福の言葉は、兵藤氏の作品『マイダイアリー』から明らかに感銘を受けた清原果耶さん、佐野勇斗さん、望月歩さんからも送られました。
清原果耶さん
「るりさん、向田邦子賞受賞おめでとうございます。現場でのるりさんの言葉が心に響きました。この作品にまた参加できる日が楽しみです。」
佐野勇斗さん
「兵藤るり先生、受賞おめでとうございます。現場の雰囲気を作ってくれたこの脚本には、自分の心を温めてくれる力があります。ぜひまた一緒にお仕事しましょう。」
望月歩さん
「『マイダイアリー』の世界に参加できたことが幸せです。思い出を愛しむことの大切さを教えてくれた作品だと思います。」
作品『マイダイアリー』について
作品『マイダイアリー』は、2024年10月20日から12月22日まで、テレビ朝日で放送予定で、出演者には清原果耶、佐野勇斗、吉川愛、見上愛、望月歩などの豪華キャストが並びます。音楽は小山絵里奈氏が担当しています。これは兵藤るり氏の魅力あふれる作品を観るチャンスです。
兵藤るり氏のプロフィール
兵藤るり氏は、1996年12月生まれの東京都出身で、お茶の水女子大学理学部数学科を中退後、東京藝術大学大学院で映像研究を学びながら脚本家としての道を歩んできました。
受賞を機に、彼女がどのように成長し、次の作品を発表するのか、ますます楽しみなところです。これからも兵藤氏の活躍を心より応援したいと思います。