新東宝の名作がHDリマスターで復活!
新東宝キネマノスタルジアから、名作映画の数々がHDリマスターで蘇ることが発表されました。特に注目すべきは、『毒蛇のお蘭』『黒い乳房』『無警察』の3作品です。2025年8月6日に発売予定で、価格は各3,080円(税込)となっています。
『毒蛇のお蘭』
『毒蛇のお蘭』は、明治時代の京都を舞台に、薄幸の女が転落しながらも魔性の女へと変貌を遂げていく様子を描いたドラマです。市川崑に師事した加戸野五郎が監督を担当し、小畑絹子が妖艶さをもって主役を演じるその姿は、多くの観客を引きつけました。何度も観たくなる魅力に溢れています。
特に、愛憎や裏切りをテーマにしたストーリーは、観る者に強い印象を与えます。毒蛇の刺青を背に持つ主人公のお蘭が、様々な悪事に手を染めながら生き抜く姿は、サスペンス要素にも富んでおり、一刻も目が離せない作品です。
キャストとスタッフ
キャストには、小畑絹子の他にも、中村龍三郎や天知茂など豪華な顔ぶれが揃い、各自のキャラクターがストーリーをより引き立てる要因となっています。また、スタッフには、優れた映像美を追求した鈴木博や、情感豊かな音楽を担当した鷗比呂志などが名を連ねており、全体の作品クオリティも非常に高いです。
『黒い乳房』
次にご紹介するのは、『黒い乳房』。この作品もまた小畑絹子が悪女を演じることで知られており、彼女と池内淳子の姉妹愛が駆け引きとともに描かれています。
サスペンスの要素を取り入れ、物語の展開が早く、観客を惹きつけて離しません。
この作品でも、小畑絹子の圧巻の演技が際立っており、彼女の魅力に心惹かれること間違いなしです。また、菅原文太が秘書として登場し、巧妙な人間関係が展開されます。
『無警察』
最後に『無警察』。この作品は、“無警察地帯”と呼ばれる地方都市を舞台に、麻薬取引や殺人事件が描かれた異色のアクション映画です。天知茂が演じる新聞記者、そして丹波哲郎の暴力団組長との対立が主軸となり、サスペンスとアクションが見事に融合しています。
小畑絹子も出演し、彼女の多面的な魅力を体感できます。
無警察という言葉が示す通り、法治が守られない社会でのサバイバルが迫真の演技で表現される様は、ただの娯楽映画に留まらない深いメッセージを感じます。
まとめ
これらの作品はどれも、かつての新東宝映画の魅力を堪能できる名作です。HDリマスター版で復活することで、新たなファン層をも獲得することでしょう。古き良き時代の映画文化を楽しむ絶好の機会ですので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
公式FacebookやYoutubeでも新情報が発信されていますので、チェックしてみてください!
Facebookはこちら
Youtubeはこちら