戦後“命”の三部作
2025-07-29 12:48:31

映画『木の上の軍隊』公開記念特集!戦後“命”の三部作をCS衛星劇場で放送

映画『木の上の軍隊』公開記念特集



2025年は第二次世界大戦の終結から80年という大きな節目の年です。このタイミングにあわせて、CS衛星劇場では「映画『木の上の軍隊』公開記念終戦80年 演劇と映画で観るこまつ座<戦後“命”の三部作>」特集が、8月に放送されます。この特集では、映画と舞台の両方からこの重要なテーマに迫る作品群を一挙にお届けします。

特集の内容には、こまつ座が手掛けた「木の上の軍隊」(2016年版)、および「母と暮せば」(2018年、2021年、2024年版)、さらに「父と暮せば」(2021年版)といった数々の舞台作品が含まれます。これらはすべて、井上ひさしの深いメッセージを受け継いだ作品に触れる貴重な機会です。

謎の南の島と一人の母


最初に放送されるのは、2016年の『木の上の軍隊』。この作品は、南の島に逃げ込んだ兵士たちの孤独な戦争の物語を描いています。彼らは敗戦に気づかず2年間も戦い続けるという実話を基にした寓話で、生命の貴さを改めて考えさせられる内容です。演出を手掛けたのは栗山民也、主演は人気俳優の松下洸平や山西惇が務めます。

続いて、1950年代の長崎を舞台にした『母と暮せば』が放送されます。この作品は、井上ひさしの原案を基にしており、母と亡くなった息子の心の交流が描かれています。原爆で命を奪われた浩二が母に再び現れる物語であり、感動的なストーリーが展開されます。

2021年と2024年に上演された同名の作品も、富田靖子、松下洸平の豪華キャストが再び登場します。母と息子の愛情の物語は、何度見ても心に響くものがあります。

父と娘の壮大な物語


さらには『父と暮せば』も放送されます。この作品は、原爆投下から三年のヒロシマを背景に、父と娘の交わす命の対話を深く描き出します。演出は鵜山仁で、山崎一と伊勢佳世が出演。父の亡霊が娘と再会し、絶望の中から未来へと繋げていく姿が描かれています。このように、こまつ座の三部作はそれぞれが命の重さを物語る重要なストーリーです。

映画と演劇のコラボレーション


加えて、同特集では映画『母と暮せば』と『父と暮せば』も放送されます。山田洋次監督による映画は、井上ひさしの戯曲を基にしたもので、リアルな演技と映像美が融合しています。特に『母と暮せば』では、吉永小百合が母役を果たし、その主演ぶりは多くの感動を呼び起こします。

この特集を通じて、観客は戦争の記憶や命の重みについて、深く考えさせられることでしょう。舞台と映画の両方から、井上ひさしの遺したメッセージを受け取り、新たな感銘を得ることができる貴重な時間になること間違いなしです。ぜひ、CS衛星劇場での放送をお見逃しなく!


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