AIを活用したクラウドPBX「INNOVERA」の新機能実証開始
株式会社プロディライト(大阪市中央区)は、電話のデジタルトランスフォーメーションを進める中、クラウドPBX「INNOVERA」において新たなオプション機能「Call to Text」の社内実証を開始したことを発表しました。この新機能では、AIを活用して通話の要約やタスクの自動抽出を実施し、通話後の業務負担を軽減します。
クラウドPBX「INNOVERA」の特長
「INNOVERA」は、最新のテクノロジーを駆使した国産のクラウドPBXで、スマートフォンやPCを使って企業の電話業務を効率化します。特に、通話内容の整理やタスク化を手助けする新機能の追加により、業務の中で発生するさまざまな手間を軽減することが期待されています。
新機能の概要
この「Call to Text」機能は、通話後の業務を効率化し、以下の3つの主要機能から構成されています。
1.
AI要約機能
AIが通話内容を解析し、重要なポイントを自動的に整理します。具体的な要約項目にはお客様の要望や決定事項、次回の対応、引き継ぎ内容などが含まれます。
2.
タスク自動生成機能
通話中に発生した対応事項をAIが自動的にタスクとして生成します。これにより、折り返し連絡や資料送付、次回アポイントの設定などが簡単に行えるようになります。
3.
MyLog(マイログ)
通話履歴やAI要約、関連するタスクを一元管理できる機能で、スマートフォンやPCから外出先でもアクセス可能です。また、グループメンバーの履歴を確認できる権限も付与され、チーム全体としてのフォロー体制も強化されます。
業務効率化の必要性
電話対応業務では、通話そのものだけでなく、それに伴う付随業務が多く存在します。通話が終了した後、内容の整理や記録、対応タスクの管理、社内共有など多岐にわたっています。このため、従来は記録作業に時間がかかり、ヒューマンエラーも発生しやすくなっていました。特に、過去の対応履歴を探すことが難しいという課題もあり、多くの企業が悩まされてきました。
AIによる自動化は、これらの問題を解決する有効な手段となり得ます。通話の内容を効果的に解析し、重要事項を自動的に整理することで、担当者は顧客との「会話」により集中できる環境が整います。
期待される効果
この新機能は、業務の効率化だけでなく、近年深刻化している職場の人手不足を緩和する効果も期待されています。特に2026年から施行が予定されているカスタマーハラスメントの防止策に関連して、ハラスメント発言の抽出やエビデンスの記録ができる点でも非常に有益です。
今後の展望
現在、この機能は社内におけるプロトタイプとして運用が開始されており、今後はデータやフィードバックを活用してさらなる機能改善が進められます。そして、正式リリースは2026年8月頃を予定しており、より多くの企業に対して価値の高いサービスを提供できるよう進化していくことを目指しています。プロディライトは、このように進化した「INNOVERA」を通じて、企業のコミュニケーションに関する様々な社会課題の解決にも貢献していく意向です。