便秘の実態と改善法
日本人の約8割が「ねじれ腸」と呼ばれる状態にあるという驚きの実態が明らかになりました。便秘で悩んでいる人は、全国で1000万人以上にものぼると言われており、この問題は決して他人事ではありません。特に、これから訪れる暑い季節は、水分不足や身体への負担から便秘になりやすい時期でもあります。放置してしまうと、肌荒れや免疫力の低下といった様々な健康トラブルを引き起こし、さらには心筋梗塞や脳卒中など重大なリスクを高める恐れもあります。
便秘が及ぼす身体への悪影響
便秘はただの不快感で済まされないことがあります。長期間便秘が続くと、腸内環境が悪化し、肌荒れやアレルギー、さらには生活習慣病のリスクを増加させることが知られています。また、腸内に老廃物が溜まることで、体全体の健康に影響を及ぼす可能性もあるのです。
便秘の大きな原因「ねじれ腸」
「ねじれ腸」とは、腸が通常の位置からずれてしまったり、ねじれてしまった状態を指します。これが便秘の原因となることが多く、特に女性に多く見られる傾向があります。
ねじれ腸からくる便秘のセルフチェック
自分が「ねじれ腸」かどうかを確認する方法として、お腹を触ってみたり、便の状態を観察することが効果的です。特に、便が硬かったり不規則だったりする場合は注意が必要です。
原因別便秘改善法
ここで紹介するのは、便秘を解消するための効果的な方法です。
1. ねじれ腸の改善
- - 原因と対策: 着席時の姿勢や運動不足が主な要因です。ストレッチや腸を揺らす「腸ゆらし」が有効です。
- - 究極の形「落下腸」: 腸が通常よりも下がっている状態で、これも便秘の原因となります。一時的にお腹を温める方法も効果があります。
2. けいれん性便秘
便秘の原因の一つに「ストレス」があります。こちらは「けいれん性便秘」と呼ばれ、急に便意が来たり、逆に便意が感じられなかったりします。リラックスするための趣味や、ストレスを軽減する運動を取り入れると良いでしょう。
3. 直腸性便秘
便意を我慢することで生じる「直腸性便秘」。この状態を解消するためには、日常から便意を意識的に感じる時間を大切にしましょう。
名医イチオシの便秘改善食
便秘改善には、食生活の見直しが不可欠です。繊維質の多い野菜や果物、発酵食品を取り入れましょう。また、プロバイオティクスを含む食品も腸内環境を整えるために有用とされています。
放送情報
この便秘問題について、専門医の意見を聞くことができる番組が放送されます。番組は『健康カプセル!ゲンキの時間』で、2025年6月22日(日)あさ7:00から放送されます。メインMCは石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。詳しくは
番組のウェブサイトをご覧ください。