岡山大学のワークショップ
2025-06-17 01:28:23

岡山大学で開催されたロジカルシンキング・ワークショップの全貌とは

岡山大学で実施されたロジカルシンキング・ワークショップの全貌



2025年6月11日、岡山大学津島キャンパス内の共創イノベーションラボ(KIBINOVE)で、社会人や学生を対象にロジカルシンキング・ワークショップが開催されました。このイベントは、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環であり、約30人の参加者が多様なバックグラウンドを持って集まりました。

ワークショップの目的と背景


このワークショップは、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代において特に重要となる「考える力」と「伝える力」を育むことを目指しています。主催は、岡山大学発のベンチャー企業であるCorvus Securitas Inc.が担い、共催にはDXサンライズおかやま(DXSUN)とおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)が参加しています。

アイデアを引き出すアイスブレイク


ワークショップは、参加者同士のコミュニケーションを円滑にするためのアイスブレイクとして、カードゲーム「ワードウルフ」から始まりました。このゲームでは、相手の持っているカードを推測し合うことで、観察力や論理的思考の基礎を楽しく体験。参加者たちの緊張感は次第に和らぎ、自然な対話へと変わっていきました。

意義深い講義セッション


その後、講義の時間にはCorvus Securitas Inc.の佐藤陵一氏が登壇し、日常生活に潜む思考の癖について解説しました。「物事の優先順位を見失う理由」や「感覚的に判断してしまう要因」にふれ、ロジカルシンキングがこれらを克服する手法であることを示しました。特に、情報の整理や根拠の掘り下げ方など、思考と表現の鍵についても具体的に語られました。ノーコード開発やペアプログラミングなどのトピックも取り上げられ、今後のデジタル分野でのロジカルシンキングの重要性が強調されました。

実践的なグループワーク


後半のセッションでは、参加者は2人組になり「あるテーマについて短い文章を作成し、相手にわかりやすく伝える」という練習を行いました。このセッションは、伝える力を高めるためのトレーニングであり、ただ話すのではなく、如何にして伝わるかを意識した言語化を目指しました。グループ形式でのディスカッションでは、「なぜショート動画を見続けてしまうのか?」というテーマが設定され、5W1Hやマインドマップを用いて多角的に考察されました。

参加者からの声


最後に各グループが情報を整理し、視点や発見を発表しました。参加者たちは、ただ意見交換するだけでなく「考える → 伝える → さらに考える」という思考のサイクルを体験しました。ワークショップ後のアンケートでは、「話し方に自信が持てた」「他の人の視点から多くを学んだ」「論理的に考える楽しさを実感できた」といった声が多く寄せられ、充実した内容だったことが伺えました。

今後の展望


岡山大学では、KIBINOVEを拠点にして学生や社会人が実践的な思考法を学べる機会を提供し続ける予定です。地域に根差した特色ある研究大学として、今後の取り組みにも期待が寄せられています。今回のワークショップを通じて、論理的な思考がもたらす可能性が改めて実感されたのではないでしょうか。おかやまの地から、次世代のイノベーションを生み出す力が育まれることに期待が高まります。


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