CFP Nexus WG発足
2025-05-25 18:16:22

岡山大学が新たな研究プラットフォーム「CFP Nexus WG」を立ち上げ

岡山大学がカーボンフットプリントを起点にした新しい価値創造に挑む



2025年5月20日、国立大学法人岡山大学の「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」が新たに発足した「CFP Nexus WG(カーボンフットプリント起点の価値創造ワーキンググループ)」のキックオフミーティングが行われました。この取り組みは、地域の企業や研究者、学生、そして金融機関など約60名が集まり、産学官金の連携によって新たな価値を創り出すことを目的にしています。

カーボンフットプリントとは?


カーボンフットプリント(CFP)とは、製品やサービスのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの量をCO2に換算し、数値として表示する仕組みのことを指します。これは消費者にとっても重要な情報となり、環境に配慮した意思決定を一般化するための道筋となります。

具体的な取り組み内容


今回のキックオフミーティングでは、実際の企業からいくつかの先進事例が紹介されました。例えば、備前発条株式会社やシーピー化成株式会社、MS&ADインターリスク総研株式会社がCFPを「見える化」するだけでなく、消費者行動分析や展示会・商談での活用方法についての具体的な事例を発表しました。これにより、CFPが新たなビジネスチャンスを生み出す可能性を広げていることが示されました。

目指す「ネクストステージ」


本プラットフォームが知見を得た企業の事例を踏まえ、単にCO2排出量を数えるだけでなく、CFPを起点にしたイノベーションの創出を目指していきます。具体的には、CFPデータを活用した消費者の意思決定プロセスの可視化や、AIやIoTを用いた算定プロセスの自動化、さらには異業種間の連携を通じて持続可能なビジネスモデルを共創することが期待されています。

産業構造と社会の変革を


今後岡山大学は、CFPを基盤にした脱炭素化の促進を地域の生産性向上に寄与していく方針です。この取り組みを通じて、地域の産業構造の革新を目指すと共に、持続可能な社会の実現に向けて貢献していくことを誓っています。

岡山大学のこの新たな試みは、地域の企業や研究機関との密接な連携を深め、共に未来を築くための重要な一歩であり、この動きより新たなビジネスや技術革新が生まれることを期待します。地域の皆さまにも、ぜひ注目していただきたい活動です。

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今後、岡山大学が果たす役割や、CFP Nexus WGの成果に関しても随時報告していく予定ですので、ぜひご期待ください。さらに詳しい情報は、次回の更新をお待ちください。


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