魅力的なフードシェアリング活動と食品ロスの戦い
寝屋川市が掲げるフードシェアリング活動は、食品ロスを削減するための重要な一歩です。私たち「特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの会」は、4月1日を「夢を発信する日」と定め、全国的なプロジェクト「April Dream」に賛同し、食品ロスに取り組む意義をお伝えします。
食品ロスの現状と影響
国が発表した統計によると、2022年度の食品ロス発生量は約472万トンに達し、その半数を家庭からの廃棄物が占めています。多くの人々が必要とする食料が、食べられる状況にもかかわらず捨てられています。この現象は、持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも無視できない問題です。我々はこの問題をどのように解決していくか、その戦略と実績を見ていきましょう。
フードシェアリング活動のスタート
私たちがこの活動に参加したのは、2012年にドイツで始まった「Food sharing」からヒントを得たもので、約3年前に「コミュニティフリッジ」という公共冷蔵庫の設置をきっかけにスタートしました。ゼロから始まったこの活動は、今や毎月平均2トンの食品ロス削減に成功しています。地域住民からも多くの食品寄贈を受け、その参加者は増加傾向にあります。
世界規模でのフードレスキュー活動
寝屋川のコミュニティフリッジは、日本初の「Communityfreedge」ネットワークに登録され、世界的に広がるフードレスキュー活動に取り組んでいます。この活動は、主に賞味期限が迫る食品や余剰食品を集め、それを必要な人々に迅速に提供することを目的としています。フードレスキュー活動を通じて、無駄を省き、食べ物を必要とする人々に届く手助けを行っています。
目指すべき社会の実現
私たちの最終目標は、フードバンク活動の改善を通じて貧困のラベリングを解消し、誰もが安心して食べ物を得られる社会の実現です。また、NPO法人ジャパンハーベストと共に、「倉庫を持たないフードバンク」を目指し、新たな形の支援システムを構築しています。食品ロス削減の活動は単なる一時的な施策ではなく、持続的な取り組みとして定着させたいと考えております。
未来に向けた夢
「April Dream」は、企業や団体が持つ夢を発信し、人々にその実現を目指す動機づけをしています。私たちもその一員として、地域社会におけるフードシェアリング活動を通じて、食品ロス削減に向けた夢の実現を本気で目指しています。また、多くの方々と共に歩むことで、より良い未来を切り開いていけると信じています。私たちの活動が、他の地域や団体にも広がることを願っています。