地域課題解決イベント
2025-02-12 00:00:34

2025年に岡山大学で開催される地域課題解決のためのオープンイノベーションイベント

岡山大学が主催する「オープンイノベーション Match Up」イベント



国立大学法人岡山大学は、2025年2月11日に地域課題の解決を目指す「オープンイノベーション Match Up」イベントを開催します。この取り組みは、岡山県とノートルダム清心女子大学が協力し、産学官の連携を強化することを目的としています。

イベントの目的は、企業が直面する課題の解決や新規事業の創出を促進することです。岡山大学のAI・数理データサイエンスセンターとおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)が主催となり、企業、研究者、学生、自治体が一堂に会し、アイデアを共有しながら新たな価値を創出する場となります。昨年の開催時には128名が参加し、さまざまな意見や提案が飛び交いました。

イベントの最初に、OI-Startの野上保之会長が挨拶を行いました。彼は、「デジタル技術を活用する企業や学生がデータの収集と活用方法で苦労している」と述べ、このイベントを通じて新しい連携が生まれることに期待を寄せました。

オープニングトークでは、ノートルダム清心女子大学の中本幸一教授が「IT × データ × AI と地域」という興味深いテーマで講演を行いました。中本教授は、デジタル技術が日常生活に浸透している現状を紹介し、データに基づく社会的活動の重要性と、DX推進に必要な人材育成の重要性を強調しました。

さらに、ゲストトークとして笠岡市の栗尾典子市長が登壇し、地域課題の解決策について語りました。彼女は、市民の幸福度を向上させる持続可能な街づくりを目指す中で、古い価値観に捉われない柔軟な発想が求められる時代であると訴えました。栗尾市長はさらに、参加者に対し産学官が連携し、地域の課題解決の場として笠岡市を活用していくことを呼びかけました。

その後、出席した企業や大学からシーズ発信とニーズ発信が行われ、株式会社英田エンジニアリングや株式会社アイティーシー、松陽産業株式会社などの企業が事例を紹介しました。また、幾つかのテーブルに分かれたアイデアセッションでは、施設の有効活用策や観光客の滞在時間を増加させるためのデジタル支援など、さまざまなテーマについて討論が行われました。

参加した学生からは「企業の方と議論できる貴重な機会でした」との感想が寄せられ、産学官の連携への関心が高まっています。

OI-Startの安東幸恵副会長もイベントの意義を強調し、今後も様々な活動を通じて、企業や自治体、学生など幅広い人々が関与するイノベーション創出に向けた機会を提供していくことを約束しました。このイベントは内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環としても実施されます。

【主催】ノートルダム清心女子大学 おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start) 【共催】岡山大学AI・数理データサイエンスセンター 【協力】岡山大学DS部
今後、岡山大学の取り組みにも注目していきましょう。


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