先端技術とジャーナリズム
2025-02-03 13:04:20

日本テレビと東京大学、先端技術を活用した報道手法の新たな共同研究を始動

日本テレビと東京大学の共同研究



日本テレビホールディングス(以下、日テレ)と東京大学が、先端技術を駆使して報道手法の革新を図る共同研究を開始しました。この取り組みは、現代の情報伝達手段を進化させることを目指しており、特に「イマーシブジャーナリズム」「調査報道のアップデート」「体験の場づくりとメディア連携」という三つのテーマに焦点を当てています。

イマーシブジャーナリズムの研究



イマーシブジャーナリズムとは、視聴者や読者が戦争や災害といった出来事の現場を追体験できるようにするための手法です。渡邉英徳研究室は最新の技術を活用し、よりリアルで臨場感あふれる体験を提供することを目指しています。これにより、利用者は情報をただ受け取るのではなく、実際にその場にいるかのような感覚を味わうことができるのです。

調査報道のアップデート



次に、衛星データやGIS(地理情報システム)を用いた調査報道の新しい手法を探求します。この新しいアプローチは、災害や戦争の前後の比較を行い、被害状況を空間的に、また視覚的に表現することに役立ちます。これにより、視聴者は情報を直感的に理解しやすくなり、より深くその事実を捉えることが可能になります。

新たな体験の提供



この共同研究では、親子層を含む様々な世代に向けた体験機会を創出します。戦争や災害などの社会的な問題について、知識を深めながら体験する機会を提供し、参加者からのフィードバックを活かしてさらなる報道手法の改良を図ります。このように、研究活動は単なる情報提供にとどまらず、社会に対して実際的な影響を付与することを目指しています。

渡邉英徳研究室の使命



東京大学の渡邉英徳研究室では、デジタルアーカイブや情報デザイン、データビジュアライゼーションの分野でさまざまな研究が行われています。戦災や災害の記録を未来に伝えるためのデジタル再構築や、被災状況のリアルタイム可視化という重要なテーマに取り組み、災害への迅速な対応を模索しています。

未来を共創する日テレの取り組み



2023年に70周年を迎える日テレは、共創ラボを通じて様々な社会的な課題に取り組む姿勢を示しています。生活者の近未来に向けたエンターテイメントを研究することや、社会への貢献を果たすために、幅広いパートナー企業を募集しています。日テレ共創ラボは、これからの社会のニーズに応えるためのプラットフォームとして、地域の皆様との連携を深め、共に未来を創造していくことを目指しています。

このように、日本テレビと東京大学の共同研究は、新たな技術を用いたジャーナリズムの展開を通じて、情報伝達のあり方を根本から変える可能性を秘めています。今後の進展に目が離せません。


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