大阪送風機製作所の大きな挑戦！温室効果ガス削減目標を掲げた成果とは

温室効果ガス削減への新たな一歩

株式会社大阪送風機製作所が、国際的な気候変動対策イニシアチブ「Science Based Targets initiative（SBTi）」から、中小企業版SBTの認定を取得しました。この認定は、企業が科学的根拠に基づいて温室効果ガスの削減目標を設定するもので、環境への取り組みが求められる中、十分な意味を持つものです。

目指すは2030年までの42%削減

当社は、2022年度を基準に、2030年までに温室効果ガス（GHG）排出量を42%削減することを目指しています。この具体的な取り組みとしては、Scope 1（自社直接排出）およびScope 2（購入電力由来）を対象に、効果的な施策を計画中です。

特に注目すべきは、本社工場の電力を100%再生可能エネルギーに切り替える取り組みです。これにより、同工場の電力消費の9割を再エネから賄い、事業活動における脱炭素化を推進しています。

Green Guardianとの連携

本プロジェクトを成功に導くため、ライフサイクルアセスメント（LCA）の専門会社である株式会社Green Guardianの支援を受けました。この連携により、より具体的かつ実行可能な削減計画を策定することができました。国際的な基準を満たすため、業界のトレンドや技術革新も考慮しているため、今後の展開が楽しみです。

事業内容と環境への貢献

株式会社大阪送風機製作所は、大正8年（1919年）の創業以来、各種送風機の開発・製造を通じて、産業界に貢献してまいりました。特に、舶用エンジン向け排ガス再循環（EGR）ブロワは、国際的な排ガス規制に対応し、船舶分野の環境負荷を低減する製品として評価されています。

当社は、国際海事機関（IMO）やEUの環境規制に対応した製品開発を進めており、グローバルな環境問題の解決に寄与することを目指しています。これは、企業としての責任を果たすだけでなく、持続可能な社会の実現にもつながる重要な要素です。

今後の取り組み

SBT認定の取得を機に、当社はサプライチェーン全体でのGHG削減活動を強化し、持続可能な活動の推進に取り組んでいきます。これにより、より多くの企業や団体との連携が図れ、地域や業界全体の環境意識向上にも寄与できればと考えています。

私たち株式会社大阪送風機製作所は、環境に配慮した製品とサービスを提供し続けることで、持続可能な未来を築いていく所存です。今後の進展にぜひご期待ください。