日本酒の新たな楽しみ方「仮面酒盃会」を体験しよう
日本酒を楽しむ新しいアプローチとして注目されているのが、大阪市にある体験型日本酒バー「Sake Paring Bar ぽたん」で開催される「仮面酒盃会」です。このイベントは、銘柄を伏せた状態で日本酒を楽しむことで、味わいそのものにじっくりと向き合うことを目的としています。このユニークな体験を通じて、日本酒の本質を再発見してみませんか。
「仮面酒盃会」とは?
「仮面酒盃会」は、皆さまが日本酒に対する先入観を持たずに味わうことを追求したイベントです。普段、私たちが日本酒を選ぶ際には、その銘柄や産地、さらには精米歩合など、さまざまな情報が味わいに影響を与えがち。ですが、この会ではその情報を一切遮断し、味わい自体にフォーカスできるように工夫されています。
すべての日本酒が包装され、銘柄やデザインが見えない状態で提供されるため、参加者は無意識に抱く先入観から解放されます。この新感覚の体験を通じて、その日によって変わる酒の風味や、飲む相手との関係性がいかに味に影響をあたえるのかを深く考察することができます。
イベント概要
「仮面酒盃会」では、以下のような流れで行われます。
1. ブラインドテイスティング
仮面をつけた7種類の日本酒が順番に提供されます。どの酒も銘柄や産地は明かされず、ただ味わうことに専念します。自分の感覚を頼りに、各酒の特性を探究してみましょう。
2. テイスティングノートの記入
一杯ごとに、テイスティングノートに感想をメモすることができます。甘さや酸味、余韻や香りについて思ったことを自由に書き留めることで、味わいの記憶を鮮明に保つ手助けになります。
3. おかわりの選択
全7種類をテイスティングした後、最も印象に残った1杯を選び「おかわり」できます。この瞬間を通じて、あなたの“今日の好み”を再確認することができます。
4. 仮面外し
おかわりを楽しみながら、各酒の仮面を外し、その正体を明かします。どのような銘柄が隠れているのか、心躍る瞬間です。
5. お酒とストーリーテリング
ラベルを公開した後、それぞれのお酒について、造り手の思いやストーリーをコンシェルジュが紹介します。あなたの味わった印象と、この酒の背景がどのように結びつくのか、非常に興味深い体験です。
6. 日本酒に合う“一品”も
イベント限定のアラカルトとして、日本酒に合うおつまみもご提供。焚き物や焼き魚、干物などの選択肢があり、どんな方でも楽しむことができます。
開催概要
「仮面酒盃会」
- - 日程: 2025年6月28日(土)19:00〜21:30
- - 場所: Sake Pairing Bar ぽたん(大阪市福島区福島2-7-24 NANEI福島ビル 4F)
- - 参加費: 7,200円(税込)
- - 定員: 15名(要予約)
公式Instagramでの予約も可能です。
なぜ「仮面」を被せるのか?
日本酒を味わう上で、ブランド名やスペックよりも重要なのは、実際の体験です。この仮面の手法を用いることで、参加者はより真剣に、より素直に酒に向き合うことができます。主催者の久米氏は「本当においしいお酒は名前がなくても記憶に残ります。味わう行為をより深く、自由に楽しむきっかけを作りたい」と語ります。
この一夜の中で、あなたの五感を研ぎ澄ませ、新たな日本酒体験を重ねてみてはいかがでしょうか。