蔦屋重三郎舞台
2025-08-19 11:19:37

東京日本橋で蔦屋重三郎の人生を描く舞台『からくり写楽』上演!

舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』が東京で上演



日本の江戸時代を題材とした舞台『蔦屋重三郎最後の賭け〜からくり写楽』が、2026年2月6日から8日にかけて東京日本橋の三越劇場で上演されます。これは、脚本・プロデューサーの有賀沙織(通称:KASSAY)と演出の中島裕一郎により創り出された作品で、蔦屋重三郎の晩年をテーマにしています。

蔦屋重三郎はその名の通り、浮世絵の巨匠・写楽として知られており、彼の浮世絵作品は江戸時代に多大なる影響を及ぼしました。今回の舞台では、彼が残した巨額の賭けと、その背景にある事件を描いていきます。主人公の蔦屋重三郎役には、劇団俳優座の加藤頼が抜擢され、さらに辰巳琢郎などの実力派俳優が共演することで、立体的な演出が期待されています。

謎めいた真相に迫る物語



物語では、蔦屋重三郎が発禁覚悟で世に送り出した写楽の浮世絵の真相が謎に包まれています。彼は朋誠堂喜三二や博士藩の江戸留守居役・菊地定兼などと共に、過剰な締め付けを強いられた御公儀に一泡吹かせようと綿密な計画を立てます。劇の中では、徳島藩前藩主・蜂須賀重喜が描いた「踊り狂う男」との関わりを通じて、蔦屋重三郎の人物像が鮮明になります。

一方、同心の門倉又兵衛が真相を追う血気盛んな姿や、与力の内山田が動き出す様子も描かれ、各キャラクターの思惑が交錯します。江戸の仮櫓での事件や、勝川春朗や幾五郎といった人物との関わりも注目され、複雑な人間ドラマが展開します。

KASSAYのこれまでの活動



KASSAYは、2007年に石川県小松市の小学校で行った朗読劇の上演からスタートし、地域ごとに特色を活かした作品を手掛けてきました。2017年には三井財閥を題材にした作品『振り返れば、道』で企業文化の舞台化にも成功しています。また、2023年には『ふたりの老女』、さらには2024年には『ジョルジュ&ミッシェルショパンを創った、ふたり』という作品を発表し続けています。これらの作品も、地域や日本文化を感じさせる内容になっており、観客に感動を与えています。

詳細情報とチケット情報



今回の舞台は、2026年2月6日から8日までの全5回で上演されます。公演日時は6日15時、7日13時・17時、8日11時半・15時半となっており、演劇ファンには見逃せない日程です。チケット情報や公演詳細については、公式サイト(こちら)から確認できます。興味のある方は早めにチェックしてください。

歴史に名を刻む蔦屋重三郎の人生と、その周囲に彩られる多彩な人物たちの運命が交差する本作。彼の晩年を描くこの舞台から、現代の私たちも何かを感じ取ることができること間違いなしです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


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