クレジットカード作成と利用の実態を読み解く調査結果
昨今、キャッシュレス決済が普及する中、クレジットカードは私たちの日常生活において欠かせない存在となっています。特に、年会費無料といった条件で手軽に選ばれることが多くなっていますが、実際にはどのようなきっかけでカードを作り、どのように選定基準が決まるのでしょうか。そして利用後に、どのような後悔や満足感を抱くのか、株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア『Mediverse』が行った調査結果からその実態を見ていきます。
調査概要
本調査は、全国の18歳以上の男女500人を対象に、ネットリサーチ形式で行われました。調査日は2026年1月27日です。以下に、主な調査結果をまとめます。
クレジットカード保有率
調査結果によると、全体の約67.6%がクレジットカードを保有しており、特に男性は女性よりも高い傾向があります。年代別に見ると、50代と60代では約90%がカードを持っていることが示されています。世帯年収によっても差があり、500万円から1,000万円の層では約80%が保有しています。
クレジットカード作成のきっかけ
クレジットカードを初めて作る際の動機は多様ですが、最も多いのは「進学や就職を機に」であり、約24.9%がこれを選びました。次いで「オンライン決済に必要だから」が19.2%、また「入会特典・キャンペーン」が16.6%です。このデータからは、生活環境の変化や利便性の必要性が大きく影響していることが伺えます。
男女別に見ると、男性は「オンライン決済に必要だから」と「進学や就職を機に」がほぼ同数で上位にありますが、女性は「進学や就職を機に」が最も多く、次いで「入会特典・キャンペーン」が続きます。特に、海外旅行や留学のためにカードを作成するのは女性に多い傾向が見受けられます。
年代による傾向を見ても、30代を除くすべての年代で「進学や就職を機に」が上位に。30代は「入会特典・キャンペーン」が主流で、コストパフォーマンスを重視していることが示唆されます。
カード選びの重視ポイント
次に、実際にクレジットカードを選ぶ際に重視するポイントについて調査しました。全体の約80%が「年会費が永年無料かどうか」を重視しており、その次に「ポイントやマイルの貯まりやすさ」(64.2%)、続いて「普段使う経済圏との相性」(38.5%)という結果が出ています。
男女差は少ないものの、男性は「カード会社の知名度」を重視する傾向が強く、安心感を求めているのに対し、女性は「申し込みのしやすさ」や「付帯サービス」に注目する傾向が見受けられます。
世代別にみると、10代は「普段使う経済圏との相性」が高く、20代は「申し込みのしやすさ」に注目し、40代以上は「カード会社の知名度」に重きを置く傾向があります。
カードに対する後悔
最後に、手持ちのクレジットカードに対する後悔の声を見てみましょう。調査対象者の約60%以上が「特に後悔はない」と回答しており、現在のカードに満足していることがうかがえます。
一方で、後悔の多い点としては「ポイント還元率をもっと計算すればよかった」が最も多く、その後に「付帯サービスを比較すればよかった」などの意見が続いています。男女別では、男性よりも女性が後悔点を多く挙げている傾向があります。特に、女性は「自身の経済圏に合ったカードにすべきだった」という意見が多く見受けられました。
結論
今回の調査から、クレジットカード選びには明らかな性別や年代、世帯年収による違いが存在することが明らかになりました。カードを作るきっかけは生活の必要性に起因していることが多く、選定基準はコストパフォーマンスを重視する傾向が強いです。ただし、利用後の満足度には年齢や収入による差が見られ、高所得層はより高い質的価値を求める傾向がありました。
今後、クレジットカード市場は単なる決済手段に留まらず、利用者の成熟度に応じたサービスへと進化し、最適化されていくことが期待されます。この調査結果をもとに、さらなる情報発信が行われることを願っています。