環境取り組みプロジェクト
2025-11-25 14:45:41

神戸市で進化する環境への取り組み「めぐるカイロプロジェクト」第2期の概要

神戸市で実施される「めぐるカイロプロジェクト」第2期



2025年の12月から、小林製薬と神戸市が共同で実施する「めぐるカイロプロジェクト」の第2期が始まります。このプロジェクトでは、使用済みのカイロを回収し、鉄鋼原料として再利用するという取り組みが行われます。環境問題への意識が高まる中、このプロジェクトの意義と実施概要を掘り下げてみましょう。

持続可能な社会への貢献



小林製薬は2019年に「環境宣言2030」を制定し、持続可能な社会を目指しています。この中で、Reduce(減少)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)、Renewable(再生可能材料への転換)の4つの視点を重視し、製品の製造過程から販売後の使用に至るまで、環境に配慮した取り組みを進めています。

カイロは主に使い捨てタイプで、多くの場合、使用後にそのまま廃棄されてしまいます。このため、使用する側としては廃棄時の環境への負荷を気にする場面もあります。この課題を解決するために、小林製薬は神戸市と手を組み、環境問題への対策を講じることを決定しました。市民、企業、行政が一体となった取り組みがこのプロジェクトの基盤です。

取り組みの実際と成果



この実証実験では、神戸市内のエコノバ(資源回収ステーション)にカイロの回収ボックスを設置します。回収されたカイロは、最終的に鉄鋼原料として処理されます。第1期の実証実験では、2025年2月から5月の間に、36か所のエコノバで使用済みカイロの回収ボックスが設置されました。

当初の回収目標は1トンでしたが、実際には3.3トンを回収することができました。これにより、回収されたカイロは鉄鋼原料のペレットに再生処理されました。今後、これらのペレットは鉄鋼製品の原料として生まれ変わります。さらに、第1期の終了後には参加者へのアンケートを実施したところ、約9割の方が「カイロの回収を継続すべき」と回答。その中でも約4割が「通年での実施を希望」との声を寄せました。

第2期の詳細



「めぐるカイロプロジェクト」の第2期は、2025年12月から2026年11月30日までの期間で行われます。回収対象は、使用済みの使い捨てカイロで、メーカーは問いません。ただし、充電式カイロは回収対象外です。回収場所は神戸市内の51か所のエコノバに設置される予定で、回収目標量は10トンです。

エコノバとは、神戸市が設けたプラスチックのリサイクルを促進するためのコミュニティ拠点です。地域の交流と資源リサイクルを推進する役割を担っています。詳細については、こちらのリンクをご確認ください。

環境への思いを新たに



小林製薬は、このプロジェクトを通じて、持続可能な社会を実現するための努力を続けていきます。このような取り組みが、新たな価値を生み出し、環境保護に寄与できることを願っています。これからも市民とともに、環境に優しい社会を目指していくことでしょう。


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