第56回特別展「学芸員のおしごとー集める・調べる・伝えるー」
大阪市立自然史博物館は、令和7年11月1日から令和8年2月1日まで、「学芸員のおしごとー集める・調べる・伝えるー」と題した特別展を開催します。この特別展では、普段私たちがあまり目にすることのない学芸員の仕事を紹介し、標本の収集や管理、研究の過程について深く知ることができます。
学芸員とは?
学芸員という職業は博物館の根幹を支える重要な存在ですが、その具体的な仕事はあまり知られていません。この展示を通じて、来館者が学芸員の役割を理解し、博物館そのものに対する興味を深めてもらうことが狙いです。
展示の内容
1. 学芸員のお仕事の紹介
博物館のスタッフとしての学芸員の業務内容を詳しく解説します。
2. 標本の収集
標本とは何か、その収集がどのように行われるかを知ることができる展示が行われます。昆虫や植物、魚類、さらには化石など、様々な標本を目の前で観察する機会があります。
3. 新しく博物館に加わった標本
近年収集された標本、特に2022年以降に追加されたものにもスポットライトを当て、その意義も考察します。2021年に大阪湾で見つかったニタリクジラの骨格展示など、貴重な資料を見ることができます。
4. 標本の保管
標本をどのように保存・管理するのか、その管理プロセスについても詳しく展示されます。温度や湿度の管理、標本を守るための取り組みを学ぶことができます。
5. 標本を用いた研究
収蔵されている標本がどのように地域の自然史研究に役立てられるかを探求します。
6. 学芸員が手がける展示づくり
学芸員がどのように展示を企画し、実際に作製しているのかについても解説が行われます。展示用に特別に仕立てられた標本と研究用の標本の違いについても注目ポイントです。
7. 博物館の普及活動
博物館としての教育的な取り組みや地域密着型の活動についても触れ、自分たちの自然環境を理解するための学びを提供します。
ジュニア自由研究・標本ギャラリー
本展では、小・中学生、高校生が行った自由研究の成果も同時に展示される「ジュニア自由研究・標本ギャラリー」が行われます。子供たちのユニークな視点から生まれた研究成果をお楽しみください。
特別展講演会
この特別展に続いて、学芸員による関連講演会も予定されています。国内外の研究者が多数参加し、博物館活動の多角的な側面が探求されます。
開催概要
- - 開催期間:令和7年11月1日〜令和8年2月1日
- - 開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
- - 会場:大阪市立自然史博物館ネイチャーホール
- - 観覧料:大人500円、高校生・大学生300円
この特別展を通じて、学芸員の専門的な仕事について学び、博物館の魅力を体感するチャンスをお見逃しなく!また、家族で楽しく学べる内容となっているため、ぜひお子様と一緒にお越しください。詳細は公式サイトをチェックしてみてください!
公式サイト:
大阪市立自然史博物館