大阪市で住民主体の救助訓練が実施、初の『Rescue Training Module』活用

大阪市で住民主体の救助訓練が実施

大阪市城東区中浜地域で、住民自らが主催した大規模災害時の救助訓練が行われました。この取り組みでは、株式会社ダスキンが提供する救助訓練装置『Rescue Training Module🄬』が初めて使用され、地域の防災力を高めることを目的とした貴重な機会となりました。

訓練の背景

訓練は、大阪市内で震度6強の地震が発生した場合を想定して行われました。中浜地域活動協議会が主催するもので、参加者は大阪市立中浜小学校の校庭で、様々な救助技術を学びました。参加者は4つの班に分かれて、倒壊した建物を再現した『Rescue Training Module🄬』を用いて実際に要救助者を救出する訓練を行いました。

共同での救助訓練

各班は協力し合い、要救助者に対する呼びかけやアプローチ、搬出作業を体験しました。さらに、大阪府警察の消防部隊も参加し、住民同士の「共助」の重要性を再認識する機会ともなりました。訓練には185名の住民が参加し、「実際にイメージでき、流れが理解できた」との感想が多数寄せられました。

地域の取り組みについて

中浜地域は、下町の温かみと都市の利便性が共存するエリアです。地域内では公園の清掃活動や子ども向けイベントが定期的に開催され、地域コミュニティが活発に機能しています。特に防災活動に対する意識が高く、自主防災の取り組みや安否確認訓練を通じて、住民同士の連帯感が育まれています。

訓練を通じた感じられる成長

今回の訓練を振り返り、地域活動協議会の副会長、川涯氏は「救出というキーワードが持つ意味を参加者が実感したことが最も重要だった」とコメントしています。また、この活動を通して、地域での共助の取り組みの重要性と、災害時の迅速な対応の必要性について多くの住民が共有することができました。

今後の展望

ダスキンは今後も地域の防災力を向上させるため、住民主体の安全活動を支援し、様々な商品やサービスを展開していく方針です。『Rescue Training Module🄬』は、よりリアルな訓練環境を提供し、参加者の防災意識や救助技能の向上に貢献することが期待されています。地域の皆さまが共に訓練を行うことで、災害時の安全を確保できる確信が深まります。

最後に、中浜地域の取り組みは、防災意識を広める模範となるものであり、他の地域にとっても貴重なモデルケースとなることでしょう。今後ますますの安全確保に向けた取り組みが継続されることを期待します。