大阪のNexa Wareが鈴与との合弁で次世代型物流システムを導入！

Nexa Wareが鈴与川越物流センターに次世代型物流システムを導入

大阪に本拠を置く株式会社椿本チエインとKDDI株式会社が手を組んで設立した合弁会社、Nexa Wareがこのたび、静岡県の鈴与株式会社川越物流センターに次世代型物流システムを導入しました。このシステムは2024年9月から本格稼働を開始し、従来の物流の枠を超えた新たなオペレーションスタイルを確立しました。

次世代型物流システムとは？

今回の「次世代型物流システム」では、複数の小型AGV（自動搬送車）を活用する「T-Carry system」を採用しています。このシステムは、入荷した商品をリアルタイムで出荷先別に仕分ける通過型の物流センターに最適化されており、運用効率を高めています。特に、商品点数が多様な雑貨店舗向けに特化した設計が施されているのが特徴です。

例えば、文具や化粧品などの小物商品を多く取り扱う同センターでは、商品が多種多様でサイズも異なります。そのため、仕分けや配送において多くの作業者による管理が必要でしたが、今回のシステム導入により負担が劇的に軽減されました。

データ分析による業務最適化

また、このシステムにはNexa Warehouse-Optimizerというデータ分析サービスが組み込まれており、これによって作業エリア別の負荷状況を可視化しています。具体的には、作業者の動線や入荷時間を詳しく分析し、混雑を避けるための柔軟な対応が可能です。これにより、繁忙期にもスムーズなオペレーションを維持しつつ業務の効率化を図ることができます。

生産性向上と作業者負担軽減

Nexa Wareのシステム導入によって、仕分け処理量は約20%向上しました。これは、作業者が商品を探しに行く時間や移動距離を大幅に削減し、生産性を大幅に向上させたことを意味します。また、業務の効率化によって作業者たちの負担も軽減されています。

今後も、物流のデジタルシフトと効率化に向けた取り組みを強化していくとのことです。これにより、2024年問題や労働力不足といった社会課題にも前向きに取り組んで行く姿勢を示しています。

物流業界の未来に向けて

このような取り組みは、物流業界だけでなく、多くの業種においても参考になるモデルケースです。効率化と持続可能性を両立させる次世代型物流システムは、今後の物流業界全体に大きな影響を与えることでしょう。

大阪発のNexa Wareが解き放つは、次なる物流の未来。今後の展開にも大きな期待が寄せられています。興味のある方は、是非Nexa Wareの公式ウェブサイトで詳しい情報をご覧ください。ついに、物流界でもデジタル革命が始まりました。