sis初のツアーファイナルが神田明神ホールで大盛況
日韓のオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』からデビューを果たした4人組ユニットsisが、2023年10月13日に東京・神田明神ホールで初のツアーファイナルを開催しました。このツアーは「あなたの街まで」と題され、各地を回ってきた彼女たちが、東京での最終公演という大切なステージを迎えました。プロデューサーのヒャダインが手掛けたデビューシングル『愛のバッテリー』やセカンドシングル『DING DONGください』を含む全19曲が披露され、観客の期待に応えました。
ライブの幕開けは、sisが掲げる「世界のヴィンテージソングを歌い継ぐ」というコンセプトに基づき、古き良き洋楽ポップスの名曲からスタートしました。例えば、『サタデー・ナイト』や『ロコ・モーション』など、懐かしさを感じさせる楽曲が会場に響き渡り、観客を引き込んでいきます。その後、日本の歌謡曲の名曲、キャンディーズやザ・ピーナッツ、ラッツ&スターなどの楽曲が披露され、4人の美しいハーモニーが聞こえてきました。これにより、会場はますます熱を帯びていきました。
ライブ中盤では、各メンバーが自ら選んだ昭和の歌謡曲をソロで披露しました。かのうみゆは福岡出身の松田聖子の『瑠璃色の地球』を、あさ陽あいは『オリビアを聴きながら』を、美しいメロディと切ない歌詞に感動を呼びました。また、太良理穂子は『TAXI』に、自らの解釈をつけて情感豊かに歌い上げ、MAKOTO.は夏の暑さを感じさせる『涙の太陽』を力強く表現しました。これらのパフォーマンスが、観客をさらに盛り上げ、熱気が会場を包み込みました。
特に注目すべきは、デビュー曲『愛のバッテリー』が、SNSプラットフォームTikTokで話題を集め、ファンによるオリジナル動画が1万件以上投稿されたことです。MCではメンバーがこの曲の振り付けをファンにレクチャーすると、観客は一緒に踊り、会場内は一体感に包まれました。このような交流は、メンバーとファンの絆をさらに深めたことでしょう。
ツアーファイナルを終えたメンバーは、それぞれ感想を述べました。太良理穂子は「今日が一番緊張したけれど、支えてくれる仲間と共に楽しい音楽を続けたい」と語り、かのうみゆは「美味しい食べ物と共にファンと出会って、私たちの目指す場所に辿り着いてほしい」と期待を寄せました。あさ陽あいは「ライブの盛り上がりや空気感の違いがツアーならではの魅力」と語り、MAKOTO.は「私たちはまだ小さい赤ちゃんですが、ファンの愛情で大きな花を咲かせたい」とメッセージを送りました。
当日は、韓国からのファンも多く、韓国語での応援や声援が飛び交う中、全18曲の公演は幕を閉じました。洋楽の名曲から日本の歌謡曲まで織り交ぜたこのライブは、「国境を超え、世代も超える」というテーマをしっかりと体現し、観客の心に強く刻まれたことでしょう。さらに、アンコールにおいては9月に行われるリリースイベントと、12月にはデビュー1周年を祝うワンマンライブの開催が発表され、sisの今後の活躍がますます楽しみです。
このように、sisは今後もファンの期待に応えるべく、次のステージに向かって成長を続けていくことが予想されます。各地での新たな出会いと感動をもって、sisを応援していきましょう!