法人化した「人間編集舎」の挑戦
2025年、関西のクリエイティブシーンに新たな風が吹き込みます。株式会社人間が運営する「人間編集部」は、2月19日に新たに法人「株式会社人間編集舎」として生まれ変わりました。これまで2018年よりメディア運用やコンテンツ制作に特化し、関西のクリエイターの集まる場として広く支援を行ってきた「人間編集部」。その使命をさらに深化させ、より専門的な編集を追求するために法人化に踏み切りました。
代表取締役トミモトリエは、編集とは単なる情報整理ではなく、人の内面的な力を引き出し、共鳴させることだと語ります。この新しい環境において、彼は自身の視点で編集業務を進化させ、より熱量のあるコンテンツを作成することに力を注ぎます。「人間編集舎」は、「ひらいて、おどる。」というコンセプトのもと、世の中に新たなインパクトを生むことを目指します。これは、見えない壁を壊し、人と人の間の新しい価値を生み出すことを意味しています。
独自のMISSION、VALUE、POLICY
1. MISSION
「人間編集舎」は、強いインパクトを生む新しいムーブメントを創出することを使命に掲げています。既存の価値観や枠組みを破壊し、個々の意識や感覚を挑発することで、社会に揺さぶりをかける存在になることを目指しています。
2. VALUE
- - 解体: 既存の枠を壊し、再構築する
- - 調律: 各々の個性を引き出し、協調する空間を作る
- - 拡張: 新しい可能性を生むための視点を広げる
- - 保安: 重要な価値を守りつつ、次の時代へつなぐ
3. POLICY
「ひらいて、おどる。」 編集作業は、情報集約や整理ではなく、個々の特性を尊重した熱量ある編集を行います。人々と共鳴し、一緒に世の中にバイブレーションを届けるプロセスを重視しています。
これからの展望
人間編集舎は、新しい才能の発掘や育成、キャスティングを通じて関西のクリエイター支援を行います。さらに、多彩な媒体を利用して人に寄り添ったコンテンツを企画・運営し、記事やイベントを通じて情報を発信します。
実績としては、オフィス家具の大手「株式会社オカムラ」の社員劇団「ザ・オカムラ座」のプロデュースや、大阪の魅力を発信するメディア「do-ya?」のコンテンツ制作などが挙げられます。大阪観光局が運営する「しっとんか大阪」では、在日外国人や地域住民の視点から非日常的な大阪を紹介し、地元の魅力を新たな視点で届けています。
消費者との接点を強化しながら
「関西編集保安協会」などの団体や、自社プロジェクト「ヘンとネン」では、大阪の個性を多角的に紹介し、多様なクリエイターや個性を支援しています。これにより、地域に根ざしたクリエイターの成長を促進し、関西の文化的な底上げを図ります。年内には、関西を拠点にした様々なイベントやプロジェクトが予定されています。
結びに
編集とは、単に情報を整理する行為ではなく、情報の背後にある人の想いや個性を尊重するプロセスです。新たに法人化された「人間編集舎」は、こうした理念を基に、流動的な時代において人の間を繋ぐ役割を果たしていくことでしょう。今後の取り組みに期待が高まります。