空飛ぶクルマの未来
2025-08-18 15:58:51

空飛ぶクルマのデモフライト、大阪・関西万博で実現

空飛ぶクルマのデモフライトが実施!



2025年大阪・関西万博に向けた重要なステップとして、8月18日に空飛ぶクルマのデモフライトが行われました。このイベントには、大阪府知事の吉村洋文氏や、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、関西電力の代表などが出席し、空の新しい未来の扉を開く瞬間を共に見守りました。

デモフライトの詳細



デモフライトに使用されたのは、株式会社SkyDriveが開発した「SkyDrive式SD-05型」という機体です。飛行は海上で実施され、約5分の間に720メートルを距離を飛行し、最高高度27メートルに達しました。このデモフライトの様子は、特別に撮影された空からの映像として公開されており、観客は空飛ぶクルマからの視点で海や万博会場の美しい景色を楽しむことができました。

デモフライトの映像



こちらからデモフライトの映像をご覧いただけます。

吉村府知事のコメント



デモフライト後、吉村知事は「空飛ぶクルマは空の移動革命になる」との強い確信を述べました。観光や災害対策など、今までにない新たな移動手段としての可能性を感じたとし、具体的には新大阪駅や大阪城公園、関空などとのアクセスが容易になる世界を展望しました。また、国産であるSkyDriveの技術にも期待を寄せ、「万博では新たな技術や産業が生まれる」と期待を寄せました。

空飛ぶクルマの実用化の意義



このデモフライトは、空飛ぶクルマが観光やイベントでの新しい体験価値を提供するだけでなく、日常の交通手段としての可能性を示す重要な機会でもありました。無人航空機普及・利用促進議員連盟の会長、田中和徳氏は、日本の技術力と挑戦の意義を再認識し、地方創生や地域間の交流促進にもつながることを強調しました。

経済産業省の支援



経済産業省の古市茂氏も「空飛ぶクルマによる新しい交通サービスを育成するためには、技術開発や運航管理の体制が必要」と述べ、市場の将来像を描くことが重要であると指摘しました。SkyDrive社には日本の市場開拓のリーダーとしての役割が期待されています。

今後のデモフライトスケジュール



デモフライトは8月21日から24日まで続き、今後も複数回のフライトが予定されています。観覧は予約不要で、万博会場内の「EXPO Vertiport」で行われます。また、2025年9月には、大阪港にて専用のバーティポートでのデモフライト見学会も実施される予定です。

空飛ぶクルマの将来



空飛ぶクルマの商用化に向け、SkyDriveは現在、型式証明の取得に向けた活動を進めており、2028年には具体的なサービスを開始する計画です。これにより、日本国内での空の移動手段がより身近なものとなり、私たちの生活にも新たな選択肢が加わる可能性を秘めています。空飛ぶクルマの未来に期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪・関西万博 SkyDrive 空飛ぶクルマ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。