Texworld Paris 2025
2025-10-16 14:00:27

Texworld Paris 2025出展レポート:リサイクルの未来への期待と展望を探る

Texworld Paris 2025 出展レポート



2025年9月15日から17日までの間、世界中から集まったファッション業界関係者が集うTexworld Paris 2025。大阪に本社を置く株式会社shoichiがリサイクルサービス専門として初めての出展を行い、多くの来場者を迎え入れました。

この展示会では、30社・15か国からの来訪者がshoiichiのブースを訪れ、その約60%が意思決定者という高い割合が確認されました。特に注目されたのが、シューズやバッグの解体・再資源化に対する関心が36.7%を占めたことです。

リサイクルへの注目



shoichiの出展は、ファッション業界におけるリサイクルへの関心の高まりを象徴しています。リサイクルの重要性はますます認識されるようになり、特にシューズやバッグといった非衣類製品の取り組みが急務であることが浮き彫りになりました。展示会期間中には、シューズやバッグ対応に関して11件もの問い合わせが寄せられたことが、その証です。

また、ポリエステルなどの素材を再利用する「ポリ→ポリ」方法やアップサイクルに関する相談も5件寄せられ、リサイクルのカテゴリアクティビティが確実に進んでいることが実感されました。日本では、新たなリサイクルの流れが生まれつつあることを示唆しています。

出展内容とブースの訪問背景



shoichiは、リサイクルサービスとして解体、分別、再資源化に特化したブースを設けました。来場者の内訳を見てみると、情報を収集するために訪れた企業が15社(50%)、靴や服の製造企業が5社(16.7%)、海外のリサイクラーも5社(16.7%)という結果になりました。また、同展に出展している企業からの相互紹介が5社あり、国際的なネットワークが広がる様子が伺えました。ただし、今回は日本企業の来訪者はゼロだったため、国際的な視点からもリサイクルの重要性を再確認する良い機会となりました。

shoichiの提供価値



shoichiの強みは、年間約600トンのリサイクル処理を実現する体制と、トレーサビリティ運用にあります。これにはCCTVや写真報告、ロット管理を組み合わせ、ブランド毀損への懸念に対応した安全かつ確実な運用が特徴です。社内の手解体チームとは、就労継続支援事業所との連携によって進められており、信頼性の高いリサイクルプロセスを提供しています。

欧州のリサイクル動向と繋がり



展示会では、ヨーロッパにおける拡大生産者責任(EPR)や廃棄抑制のトレンドが強調されました。特にフランスでは、アパレル業界だけでなく、資材メーカーからも在庫処理や規制対応についての相談が増加しています。このことから、shoichiとしても日本拠点からの段階導入を進めることが重要であると今後の戦略を見直しています。

代表者のコメント



代表取締役の山本昌一氏は、非衣類の資源循環において可視化された解体プロセスとブランド毀損対策を基に、安心して任せられる運用を提供すると強調しています。また、shoichiの持つ分別・搬送・品質管理のノウハウを活用しながら、国内外のパートナーと共に資源循環の推進に取り組む姿勢を示しています。

まとめ



Texworld Paris 2025は、リサイクルの重要性を再認識される場となりました。shoichiの出展は国際的な関心を引きつけ、リサイクルサービスの発展に向けた新たなネットワークの構築を示すものでした。今後もこの流れが続くことに期待し、リサイクル業界全体が進化していくことを願っています。


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