髙田明氏が語る、夢を持ち続ける重要性と人生の戦略
2025年11月1日、大阪経済大学でジャパネットたかたの創業者、髙田明氏の特別講演が行われました。このイベントは、大樟会の90周年記念総会の一環として開催され、満員の会場から大きな拍手を受けて登壇した髙田氏は、「もうすぐ77歳になるが、若いころとは異なる視点で経験を語りたい」と意気込みを語りました。
講演の内容
髙田氏の講演タイトルは「夢持ち続け日々精進」。彼は、夢を持つことは年齢に関係なく、特に老後にも大切であると強調しました。「人生において最も重要なのは、夢を持ち続け努力することです。年齢に関わらず、心の中に夢があれば、人生は豊かになります」と言います。
また、髙田氏は不確実な現代社会に生きる中での自身の生き様について語りました。「悩んで眠れないという経験はない。なぜなら、失敗とは一生懸命やらなかったこと、すなわち試練だと考えているからです」と、自身の哲学を紹介しました。彼は、「未来の80%はコントロールできないが、できる2%に集中することが大切」とし、目の前の課題に挑戦し続ける姿勢を呼びかけました。
多様な経験から学んだこと
講演中、髙田氏は自身の多様な経験がビジネスに与える影響についても触れました。学生時代に学んだ英語がきっかけで海外に出た経験が、後のビジネスの発想に大きく寄与したとのことです。例えば、彼が輸入した和牛を食したとき、その記憶がテレビショッピングの際のプレゼンに活かされたと語ります。
具体的な事例として、彼は電子辞書やボイスレコーダーを新たなターゲット層に提案し、成功させたことを挙げました。「シニア層や共働き世帯に向けて、新たなニーズを掘り起こし、売上を伸ばすことができた」と語る髙田氏の姿勢は、商品を通じて人々を幸せにすることがビジネスの本質であると信じている証です。
人を幸せにする使命
髙田氏はビジネスを通じて「お客様を幸せにすることこそが最も重要な使命」とし、実際に銘打たれた商品が人々の人生をどのように変えたかの具体例を述べました。彼はカラオケやカメラなどの商品が、それを手にした人々の生活をどのように豊かにしていったのかを強調しました。「買い物を通じて人生の中で最高の瞬間を提供できることが、ビジネスにおける価値です」と髙田氏は力強く言いました。
未来に向けた提言
最後に、髙田氏は会場の皆様に向けて、変革の時代にどう生きるべきかを問いかけました。「学び続けること、挑戦し続けること、それが未来を切り開く鍵です。大阪経済大学も、未来に向けた強力な組織として進化し続けてほしい」と、熱いメッセージを送りました。
講演後の質疑応答では、学生からさまざまな質問が寄せられ、髙田氏は自身のビジネス観やAI時代におけるコミュニケーションの重要性についても答えました。
このイベントは、髙田氏のユーモア溢れる語り口や人生への情熱によって、参加者全員に大きな感動を与えるものとなりました。髙田氏の言葉が、多くの人々に夢を追い続ける勇気を与え、人生の挑戦に挑むことの重要性を再確認させる機会となったことでしょう。
大阪経済大学の未来に、オール大経大で共に挑戦し、夢を持ち続けていきましょう!