子どもたちにITの楽しさを伝える遊びのフェスタ
2025年11月29日、大阪のグラングリーン大阪 パークタワー内で、子ども向けのIT教育イベント『第2回 遊んで学べるITフェスタ in グラングリーン大阪』が開催されました。主催の株式会社ルートゼロは、前回のイベントで高い参加者満足度を得たことを受け、再び大盛況の下で本イベントを行いました。
IT教育の重要性
経済産業省の調査によると、2030年には約79万人のIT人材が不足する恐れがあるとされています。AIやDXの進展が進む中で、若年層がITに触れる機会が不足している現状、保護者からは家庭でのIT教育に関する不安の声も寄せられると思います。そんな背景の中、ルートゼロは『ITを難しくなく、身近で楽しいものとして体験してほしい』という願いで本フェスタを企画しました。
イベントの概要
『第2回 遊んで学べるITフェスタ』は、事前申込制の完全無料イベントです。小学生をメインターゲットとして、自由に参加できるブースが用意され、大勢の子どもたちが思い思いに楽しみながら学んでいました。受付を済ませた後、子どもたちは自分の興味に応じて各体験ブースを巡り、何度も挑戦する姿が多く見られました。「まだやりたい!」という声が響く中、一日中夢中になれる環境が整えられていました。
体験できる多彩なITブース
イベントでは、子どもたちが楽しみながらITを学べる6つの体験ブースが設置されました。
- - AIトーク: AIと対話しながら質問の仕方や情報の引き出し方を学ぶことで、論理的思考力を育成。
- - VR体験: VRゴーグルを使って仮想空間を操作し、空間認識力を養います。
- - AIクリエイター: 自分のアイデアを形にするために、AIを介してイラストやキャラクターを制作。
- - デジタル作曲: 音源やコードを使って実際に作曲し、プログラミング思考を楽しく学ぶことができます。
- - そろタッチ: デジタルそろばんを用いて集中力と計算力を遊びながら向上。
- - ITチャンバラ: 光るデジタル刀を使った新感覚のスポーツ体験。
参加者の声
イベント後に実施した保護者へのアンケートでは、約9割の参加者が「子どもがITに興味を持つきっかけになった」と回答しました。この結果からも、子どもが主体的に考え、挑戦する姿に感動する保護者の姿が垣間見えます。多くの保護者が感じたのは、家庭でのIT教育についての不安が、子どもたちの成長を通じて期待に変わる瞬間でした。中には「無料イベントとは思えない充実度」といった喜びの声も寄せられました。
未来のIT人材育成へ
本フェスタの主旨は、ITを専門的に教えることではなく、子どもたちがまず触れて、試して、失敗を経験し、それを糧に学び続けることです。このイベントは、単なる一日限りのものではなく、地域全体でIT教育を広げていくための継続的な取り組みです。ルートゼロは今後も地域や企業、教育機関と連携し、子どもたちが身近にITを学べる環境づくりを続けます。大阪から、未来のIT人材を育てる活動を一層広げていく予定です。