Z世代の理想の職場とは?関西大学とランスタッド共催ワークショップ
関西大学とランスタッド株式会社が連携し、2025年10月28日(火)に関西大学千里山キャンパスでZ世代の「理想の職場」について考えるワークショップを開催します。このイベントは、未来の社会を担う若者たちが自らの価値観を基に、希望する働き方や職場環境を明らかにする貴重な機会です。
開催の背景
昨今、働く環境や職場のあり方に関する考え方は多様化しています。特にZ世代と呼ばれる現在の大学生たちは、自分たちの価値観やライフスタイルに非常に敏感で、企業が提供する働きかけや職場環境にも厳しい目を向けています。ランスタッドは、学生たちの意見を取り入れることで、企業が若い世代にとって魅力的であり続けるための実践的なインサイトを得ることを目的としています。
ワークショップの概要
ワークショップの当日は、参加するのは関西大学社会学部の松下慶太教授のゼミに所属する4年生の学生20名です。プログラムは以下の3部構成で進行されます。
第1部: Z世代の働く意識について
まず、ランスタッドの専門チームが登壇し、Z世代に関するグローバルな調査データや、従業員価値提案(EVP)について解説します。これにより、学生たちは自らの意見を形成するための基礎知識を得ることができます。
第2部: グループディスカッション
次に、参加者がグループに分かれ、Z世代の視点から「理想の職場とは何か?」を自由に議論します。この過程では、仲間との意見交換を通じて、自分たちが重要だと考える職場の要素や価値観を言語化していきます。
第3部: コンテンツ制作
そして、第三部では学生たちがZ世代に親しみやすいSNS(インスタグラムやTikTok)を活用して、議論で出たアイデアを基にショート動画や画像コンテンツを企画・制作します。最後には、各グループが制作したコンテンツを発表し、参加者同士でフィードバックを行いながらアイデアを深化させていきます。
教授とランスタッドのコメント
松下教授は、「このワークショップは学生たちがキャリアや働き方を主体的に考える貴重な機会です。社会のリアルな課題に触れながら、メディアを通じての創造性を発揮できることを期待しています」とコメントしています。
一方、ランスタッドの関西エリアマネージャーである江口未希は、「学生たちの柔軟な発想から生まれるアイデアは、企業にとっての新たな価値を生む大きなヒントになるでしょう。この取り組みが学生にとって有意義な時間となり、より良い社会の実現に寄与できることを願っています」と述べました。
今後の展望
このように、関西大学とランスタッドの連携によるワークショップは、学生の創造性を引き出し、学校と企業との架け橋となることを期待しています。この取り組みが、Z世代と企業の関係性をより深め、両者にとって有益な結果を生むことにつながればと思います。今後も関西大学とランスタッドの動向に注目です。