扶養制度と意識調査
2025-03-06 13:54:20

扶養の壁を越える?300名に聞いた扶養制度への意識調査結果

扶養の壁を越える?300名に聞いた扶養制度への意識調査結果



エフアンドエムネット株式会社(本社:大阪府吹田市)が、2025年の扶養制度についての意識調査を実施しました。調査の対象者は10代以上の男女300名。扶養内で働く人々の実態や、将来の働き方に対する考え方を掘り下げていきます。

調査の背景


近年、年収の壁の改正が進んでおり、特にパートタイムやアルバイトで扶養内で働く方々に影響を与えています。これに伴い、働く時間を増やすことや扶養から外れて働く選択を考える人が増えている可能性が見込まれます。そこで、扶養制度に対する意識を深く理解するために、今回の調査を実施しました。

主な調査結果



1. 扶養に入った理由


調査結果によると、扶養に入った最大の理由は「家事や育児、介護などの役割を優先したいから」というものでした。特に女性からの回答が多く、家庭と仕事の二律背反が依然として問題視されています。次に多かった理由は「税金や社会保険料の負担を抑えられるから」となっており、経済的な側面も無視できません。

2. 扶養から外れる意向


今後扶養から外れることを「なんとなく検討している」と答えたのは41.7%でした。具体的に計画しているという回答もありましたが、まだその割合は少なく、多くの人が何らかの検討をしている状況です。扶養を外れる理由としては「自分の収入を増やしたい」が54.0%と際立っており、収入の向上を望む声が強い結果となりました。

3. 扶養内で働く意向


配偶者控除や特別控除の改正については、働き方に「特になし」と感じる人が最も多く45.0%を占めました。年収の壁の引き上げがあったとしても、扶養内での働き方を希望する人が大半を占めるという結果は、扶養制度が依然として大きな意味を持っていることを示唆しています。

4. 認知度の低さ


特定扶養控除や新設される特定親族特別控除についての認知度調査では、86.7%の人が特定親族特別控除を知らないと回答。このことで、今後の制度改正が実際にどのように影響を及ぼすかを考慮する必要があることが浮き彫りになりました。

今後の展望


この調査を通じて分かったのは、扶養制度が多くの人々の日常生活に不可欠である一方で、制度改正への認知度が低く情報が行き渡っていないことです。今後、エフアンドエムネット社では、労務管理に関する情報をさらに発信していく方針です。

結論


扶養制度についての意識調査は、扶養に入っている方々の生活や考え方を浮き彫りにし、社会全体の働き方の多様化のさまざまな側面を知る手がかりとなります。今後の制度改正とそれに伴う認知度の向上が急務であるといえるでしょう。

詳細な調査結果や続報は、これからも「労務SEARCH」にてお届けします。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 労務SEARCH 扶養制度 勤務形態

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。