くずはロータリークラブの育英奨学金公募が始まりました
大阪府枚方市にあるくずはロータリークラブが、青少年育成事業の一環として、育英奨学金の公募を行っています。この奨学金は、地元の高校3年生を対象に、感動や心を動かされた体験をテーマにした作文を提出することが求められています。締切は2025年11月30日、当日消印有効です。
奨学金の概要と応募条件
奨学金の対象者は、枚方市内の高校に通っている3年生で、「感動、こころをうごかされた体験」について、原稿用紙2〜3枚分の直筆で作成した作文を提出することが必要です。また、各学校での代表者を1名選び、教員の推薦文を添えて提出します。
今年度で3回目の実施となるこの育英奨学金は、規定の校数から選ばれた6名に対し、各10万円の助成が予定されています。合計で60万円の支援金が交付される見込みです。
選考プロセスと交付式
選考作業は2025年12月に行われ、受賞者の結果は学校を通じて通知されます。さらに、2026年2月18日には、枚方市内で交付式が執り行われます。受賞者は自身の作文のテーマに基づいたスピーチを行い、参加者すべての心を動かす瞬間が演出されることでしょう。
テーマは年ごとに変化し、2023年度は「将来の夢」が、2024年度は「感謝を伝えたいこと」が求められています。
昨年度の受賞校
昨年度は、大阪府立津田高等学校、大阪府立長尾高等学校、大阪府立枚方高等学校、大阪府立牧野高等学校、大阪府立むらの高等支援学校、常翔啓光学園高等学校の6校から受賞者が出ました。受賞者たちはそれぞれの心の琴線に触れる体験を語りました。
奨学金設立の背景
この育英奨学金事業が開始された背景には、2011年の東日本大震災があります。くずはロータリークラブは、毎年宮城県気仙沼市で行われる復興支援を通じて、多くの子供たちに希望の光をもたらしています。この活動を通じて、地元の高校生にも支援をしたいという思いから、枚方市への奨学金事業が始まったのです。
受賞者の声
受賞者たちは、この奨学金が金銭的な支援だけでなく、自信を与え、大学生活を有意義にする力を持っていると口を揃えます。ためらわずに、自分の感動体験を表現することが、未来や人生を切り開く第一歩となるのです。
講評と期待
くずはロータリークラブの会長である川島吉博氏は、気仙沼ロータリークラブの奨学金事業に感銘を受け、同様の取り組みを始めました。高い期待を寄せる川島会長は、すべての応募者が自分の心の声を素直に表現し、多くの人々にその感動を伝えることを楽しみにしています。
教員のサポート
また、スピーチを見守る教員たちの姿も重要です。生徒の成長を感じ、誇りに思う教員の表情は、長い間心に残るでしょう。生徒たちの堂々としたスピーチと、支える教員との関係性が、学校ごとに特別なハーモニーを生み出します。
くずはロータリークラブの役割
くずはロータリークラブは、地域社会への貢献を目的に活動を行っており、全世界の200以上の国々にも存在する奉仕団体です。地域の青少年を支援することで、未来を担う人材育成に寄与しています。
興味がある高校生の皆さんは、ぜひ奮ってご応募ください。詳細については、くずはロータリークラブの公式情報をご確認ください。