高校生ビジネス大会
2025-08-13 10:44:36

全国の高校生が挑む!社会問題解決ビジネスモデル発表大会が大阪で開催

全国の高校生が挑むビジネスモデル発表大会



8月11日、大阪・関西万博EXPOホール「シャインハット」にて、全国の高校生が集い、「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」が開催されました。このコンテストは、全国396校から2,464名の高校生が参加し、2020年からスタートした高校生を対象としたビジネスモデルコンテスト、第六回目となります。

この大会の目的は、学生たちが創造力を生かして社会問題をビジネスモデルで解決することを促すこと。予選を通過した10名のファイナリストたちが、それぞれのアイデアを発表しました。審査基準は、共感性や社会性、事業性、プレゼンテーションのスキルなどであり、各分野の専門家が審査員として参加しました。

グランプリを獲得した学生



特に注目を集めたのは、沖縄県立北山高等学校3年生の平戸 凰雅さんのビジネスプラン「新琉式〜誰もが夢を語れる社会へ〜」です。平戸さんは、沖縄の経済を活性化させるために、伝統工芸品の魅力を再発見し、海外市場へとアプローチするアイデアを掲げました。彼は中国留学の際、沖縄工芸品の魅力を発信した経験から、「届いていない」という問題に直面。そのため、デザイナーたちと協力し、美しさだけでなく物語性も持つ商品開発をしています。彼のアプローチには、ファッション性も考慮されており、海外の富裕層をターゲットにしたネットショップを開設する計画です。

準グランプリの発表



続いて、準グランプリを受賞したのは岐阜県立岐南工業高等学校2年生の八代 陽平さんです。八代さんは、小学生向けのロボット授業のボランティア経験を生かし、手頃な価格で楽しめるロボコンキットの開発を行っています。彼は、市販のキットが高価であることを知り、自ら低コストで製作可能なキットの開発に挑戦しています。八代さんの目標は、より多くの学生にロボット制作を体験させることです。

海外からの参加者も実施



また、本大会にはスペシャルゲストとして、カンボジア及びバングラデシュからの高校生も登壇しました。カンボジア代表のカウ・シヌオンさんは「書店カフェ」、バングラデシュ代表のクリスナンド・ゴシュさんは「母子ケアのための医療診療所」のアイデアをそれぞれ発表し、国際的な視点からの問題解決を模索しました。

終わりに



(財)みんなの夢をかなえる会は、若い世代の起業家精神を育成するため、15年以上にわたり様々な支援を行っています。全ての参加者にはエントリー証明書が発行され、将来の進路や就職試験でのアピール材料として活用されます。

このような若き才能たちの挑戦は、今後の日本の未来を担う若者たちの意識と行動に繋がることが期待されるでしょう。


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