概要
桃谷順天館は、140年以上の歴史を持つ化粧品メーカーで、グローバルな人材育成に資するためのプログラムを進めています。特に大阪府立高津高等学校との連携により、体験型進路学習を通じて学生に「働く」ことの意義を教える活動をしています。
グローバル・リーダーズ・ハイスクール事業とは
このプログラムは、大阪府が指定する教育事業「グローバル・リーダーズ・ハイスクール」(GLHS)の一環で、高校生たちが社会で求められるリーダーシップを学ぶことを目的としています。生徒たちはグループに分かれ、職業研究を行った後、企業訪問をして実際に社員とのディスカッションを行います。その後、発表を通じて理解を深めていくのです。
これまでの取り組み
桃谷順天館は2018年からこのプログラムの受け入れを始め、今年で8年目を迎えました。その内容は化粧品の製造過程に関する講義から始まり、社員との意見交換、さらには社内見学を通じて実際の仕事の現場を体験する機会を提供しています。自社が140年続いている理由もそこにあり、自社が行っている業務についての深い理解を育むことに重点を置きました。
実施内容
2025年7月7日、大阪府立高津高校の1年生5名が実際に同社を訪問し、以下のプログラムが整えられました。
1.
自己紹介と化粧品の紹介 - 生徒たちはまず自己紹介を行い、化粧品の基礎知識を学びます。
2.
講義 - 企業の歴史や化粧品製造の流れを学び、各工程における役割や取り組みの意義について講義が進められました。
3.
ディスカッション - 生徒たちがインタビュアーとなり、社員たちとの対話を通じて「働くこと」に関する質問が展開されました。「やりがい」や「仕事のモチベーション」など、多彩なテーマが議論され、活発な意見が交わされました。
4.
社内見学 - 実際に社員が働く姿を間近で見学することで、職場の雰囲気や仕事への姿勢を具体的に感じることができました。
未来を見据えた取り組み
この取り組みは、高校生たちにとって貴重な経験となるだけでなく、桃谷順天館にとっても、未来を担う有望な人材との出会いの場となっています。学生らは自身の将来のキャリアを考えるきっかけを得て、また企業は若い力から新たな視点を得ることができるのです。
このプロジェクトは「人と地球の美しい未来を創る」という企業理念と共に歩み続け、次世代のリーダー育成に大きく貢献しています。このような実践的な学びを通じて、未来の社会をリードする人材が育っていくことでしょう。