FCアウボラーダがアンプティサッカー全国大会で7連覇を達成

アンプティサッカー「レオピン杯2025」での感動の瞬間

6月1日、大阪市の鶴見緑地球技場で行われたアンプティサッカーの全国大会「第十回レオピン杯Copa Amputee」は、特別協賛の湧永製薬株式会社の協力のもと、盛況に開催されました。この大会では、FCアウボラーダが見事に7連覇を達成し、再びその実力を証明しました。

アンプティサッカーの魅力

アンプティサッカーは、上肢または下肢の切断がある選手がプレーするスポーツで、日本障がい者サッカー連盟（JIFF）に属する競技の一つです。このスポーツは、サッカーを通じて共生社会の実現を目指しています。特にレオピン杯では、健常者がノンアンプティ選手として参加し、独自のルールで試合が進められています。

湧永製薬の湧永寛仁社長は、「ノンアンプティで出場することで、親子で一緒にプレーできるのがこの大会の素晴らしい点です。試合を観るだけでなく、会話や食事を共にすることで、お互いの障がいに対する理解を深める機会となっています」との考えを示しています。

高橋良和選手がMVPを受賞

大会では、FCアウボラーダの高橋良和選手がMVPに選ばれ、喜びの声を上げました。「今まで苦しんできましたが、やっとMVPを獲得しました」と語り、DFとしての苦労を振り返りました。また、彼にとって特別なのは、家族もこの大会に参加している点です。彼の子どもは前回大会にも出場しており、今回娘も参加することになりました。家族全員がサッカーに情熱を注ぎ、一緒にこの経験を共有できることを大切にしています。

日本代表が国際大会へ

さらに、6月末にはアンプティサッカー日本代表がポーランドで開催される国際大会に出場予定です。2022年のW杯で優勝したトルコや5位のモロッコを含む5カ国との総当たり戦が行われ、この大会は来年のコスタリカW杯に向けた貴重な強化の場です。高橋選手も「厳しい試合が続くとは思いますが、メダルを目指して挑戦していきたいです」と意気込みを語りました。

レオピン杯2025の試合結果

今大会の結果は次の通りです。特にFCアウボラーダが他チームを影響を圧倒し、再び頂点に立ったことは称賛に値します。

- 関西セッチエストレーラス 0-1 FCアウボラーダ
- ガネーシャ静岡AFC 2-2（PK 3-4）FC TS ONE 2025
- ペルサジャジャカルタFC 3-2 千葉・広島合同チーム
- FC TS ONE 2025 0-2 FCアウボラーダ
- 関西セッチエストレーラス 3-1 ガネーシャ静岡AFC

1位に輝いたのはFCアウボラーダで、なんと7大会連続での勝利となりました！

大会の詳細情報

- 大会名： 第十回レオピン杯Copa Amputee
- 日時： 2025年5月31日（土）12:30～、6月1日（日）10:00～
- 会場： 花博記念公園鶴見緑地球技場
- 住所： 大阪府鶴見区浜1-1-37
- アクセス： 地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」駅南へ徒歩5分
- 公式ウェブサイト： 日本障がい者サッカー連盟

ヒュンメルの歴史

大会に関与しているデンマークのブランド「hummel(ヒュンメル)」は、1923年に誕生し、スタッド付きスパイクを世界で初めて開発したことで知られています。その革新的なアイデアは、サッカーのプレーを飛躍的に向上させました。ヒュンメルは現在、「スポーツを通じて世界を変える」というビジョンのもと、グローバルなブランドとして、新たな挑戦を続けています。詳しくはヒュンメル公式ウェブサイトをチェックしてください。