世界を舞台に活躍する「KIMONO DANCE JAPAN」の魅力と未来展望

株式会社KIMONO DANCE JAPANの設立

2024年12月26日、株式会社KIMONO DANCE JAPANが設立され、伝統的な着物と現代的なダンスパフォーマンスを世界に広める新たな拠点が誕生しました。これに伴い、ダンスチーム「KIMONO×DANCE PROJECT（KDP）」も活動を一層強化し、日本の文化を世界に届けるミッションを掲げています。

着物が生み出す魅力的なダンス衣装

KDPの特徴の一つは、プロのデザイナーとのコラボレーションによって制作される「本物の」着物衣装です。東京都文京区の衣装レーベル「mirach design works」や、アーティスト「水曜日のカンパネラ」の衣装コーディネーター LISA KUBO氏など、多才なデザイナーたちと協力し、洗練された着物のデザインを取り入れたダンス衣装が生まれています。これにより、古き良き日本の伝統を現代に生かしつつ、国内外から高い評価を受けています。

KDPには約120名のダンサーが在籍し、ヒップホップ、ハウス、ジャズ、バレエなど、多様なジャンルのダンスを展開。多様なスタイルに適応した着物衣装は、彼らの表現力を引き出すための重要な要素となっています。

アップサイクルの取り組み

KDPでは、廃棄寸前の古着や振袖を買い取り、アップサイクルして制作したドレスも積極的に取り入れています。このプロジェクトは、環境意識を持ちながらも、着物文化の継承と革新を目指す取り組みです。

世界各国でのパフォーマンス

2024年7月には、フランスのJAPAN EXPO Parisに招待され、約25万人の観客を前に大胆なパフォーマンスを披露しました。この成功をきっかけに、MANGA BARCELONAを含む他国からも依頼が急増し、様々なイベントでのパフォーマンスが予定されています。特に、2025年のミラノファッションウィークも大きな注目を集めており、オーディションが現在進行中です。

KIMONO DANCE JAPAN設立の意義

今回の株式会社KIMONO DANCE JAPAN設立は、KDPがこれまで築いてきた「KIMONO DANCE」の信頼を基に、日本を代表するパフォーマンス集団としてのミッションをさらに明確にするものです。新たなビジョンは、「伝統と革新」をテーマに、日本の魅力を現代的な視点で世界に発信することです。

また、「表現者をエンパワメント」として、ダンサーたちが個性を活かして活躍できる場所を提供し続けることを大切にしています。観客を感動させるパフォーマンスの追求、挑戦し続ける姿勢、そして個の尊重を大切にすることが、KIMONO DANCE JAPANの価値です。