初春文楽公演
2025-12-26 20:00:33

新年を迎える国立文楽劇場で楽しむ初春文楽公演の見どころ

初春文楽公演 2024年の幕開けは国立文楽劇場で



毎年恒例の「初春文楽公演」が、2024年1月3日から国立文楽劇場で開催されます。今年の注目は、28年ぶりに上演される時代物の名作『新薄雪物語』。さらには、幅広いファンに愛されている演目たちも盛りだくさん。新年を彩る文楽の世界にぜひ足を運んでみてください。

演目の詳細


第1部: 『寿式三番叟』と『摂州合邦辻』


第1部は、お正月にぴったりの祝いの舞『寿式三番叟』から始まります。華やかな舞台に人形たちが祝いの言葉を受けて踊る姿は、観客に新年の喜びをもたらします。

続いて上演される『摂州合邦辻』は、複雑な人間関係をテーマにした物語です。義理の息子に恋をした玉手御前が父に刺されるシーンは、痛々しいのに見逃せない真実の告白へと続きます。苦しむ中での告白は、感情が高まる場面です。

第2部: 『新薄雪物語』


第2部では、文楽ファン待望の『新薄雪物語』が登場。清水寺を舞台に、園部左衛門と薄雪姫の恋の物語が描かれます。鎌倉将軍家の権力争いに巻き込まれたカップルは、親の決断によって運命が左右されます。この物語がテーマにするのは、愛と犠牲、家族の絆です。

特に、親たちの本心を隠しながら命がけで立ち向かう姿は、観る者の心を揺さぶります。名作の30年ぶりの復活ということで、この機会をお見逃しなく。

第3部: 『壺坂観音霊験記』と『連獅子』


最後の第3部では、視力を失った夫婦愛を描いた『壺坂観音霊験記』が上演されます。忍び寄る死の影と戦う二人の姿は、観客に深い感動を与えます。

次に、歌舞伎でも有名な『連獅子』が繰り広げられます。特に文楽バージョンでは、親獅子、母獅子、子獅子の三頭揃っての舞が注目され、毛振りの美しさは息を飲むほどです。文楽劇場でこの演目が20年ぶりに上演されるということで、期待が高まります。

お正月の魅力


国立文楽劇場では、毎年お正月のスタートを祝うため、「にらみ鯛」と「大凧」を舞台上に設置しています。今年の大凧には、「今年の漢字」が書かれ、特別感を演出します。また、初日から7日までは来場者限定でオリジナル手ぬぐいがプレゼントされるチャンスも。新年の気分を味わいながら、文楽を楽しむのはいかがでしょうか。

公演情報


  • - 第1部: 午前11時開演(1時50分終演予定)
- 演目: 『寿式三番叟』, 『摂州合邦辻』
  • - 第2部: 午後2時30分開演(5時20分終演予定)
- 演目: 『新薄雪物語』
  • - 第3部: 午後6時開演(7時50分終演予定)
- 演目: 『壺坂観音霊験記』, 『連獅子』

チケット情報


料金は全席均一で、大人は第1部・第2部各6,500円(学生は4,600円)、第3部は6,000円(学生は4,200円)です。障害者割引も用意されていますので、詳細は公式サイトをチェックしてください。

チケットの予約は、国立劇場チケットセンターで受け付けています。電話予約とインターネットでの申し込みが可能で、迅速に席を押さえるチャンスです。

公式情報はこちら: 国立文楽劇場

新年の幕開けを国立文楽劇場で楽しむ特別な時間を、ぜひご堪能ください。


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