今井一成の新たな挑戦
世界的なデジタル音楽企業であるBelieveが、今井一成氏を日本法人の会長兼ストラテジック・ビジネスリレーションズ・シニアエグゼクティブ・ディレクターに任命したことが発表されました。この新設役職は、今井氏の豊富な経験と専門性を活かし、今後の日本の音楽市場におけるBelieveの成長戦略を推進する重要な役割を担います。
新体制の下での業務推進
今井氏は、Believe Japanの代表である小川エリカ氏、そしてAPAC社長のシルヴァン・ドランジュ氏と共に、日本国内でのレーベルやアーティストの成長をサポートする戦略の立案・実行を行います。また、事業の国際的な展開を図り、大規模なM&Aや戦略的なジョイントベンチャーの創出を推進することも、その大きな任務の一つです。
シルヴァン・ドランジュ氏は、「今井氏が加入することで、私たちの成長戦略における新たな章が始まることを嬉しく思います。彼のリーダーシップと業界知識は、今後の日本の音楽シーンをより豊かにするでしょう」と語っています。
日本市場への注力
日本は、音楽市場において世界第2位の地位を占める重要な国です。小川エリカ氏は、今井氏の専門知識が当社の長期的成長に不可欠であり、デジタルの進化に対する信念を強調しました。「自国のアーティストを世界へ発信するため、私たちはローカルファーストのアプローチで挑戦していきます」との意気込みを示しています。
今井氏は、自身の経験をもとに「日本は今後多くの可能性を持つデジタル音楽市場」とし、Believeの支援によって変革が進むことを確信しています。
今井一成のキャリアと実績
今井氏は、40年にわたるキャリアを有し、ビクターエンタテインメントの取締役や、JVCネットワークスの代表取締役など、数々の重要な役職を歴任してきました。また、マーケティング分野においても、2020年から2023年にかけてポニーキャニオンの執行役員として貢献し、音楽コンサルティング会社KiSMLを設立するなど多岐にわたる実績を残しています。
特にJ-POPやロックに関する知見は豊富であり、多くのレーベル運営の成功に寄与してきた実績は、今井氏の信頼性を高めています。彼の経験と人脈を活かした戦略が、国際的な音楽展開を加速させることが期待されます。
Believeの目指す未来
Believeは「専門知識」「敬意」「公平性」「透明性」を活かし、アーティストやレーベルがオーディエンスを拡大できるよう支援するグローバル企業です。50以上の国で2,000人以上の社員が、幅広いサービスを提供し、アーティストの成長をサポートしています。
今井氏の新たな任務は、アーティストやレーベルのキャリア各段階での成長支援力をさらに強化することです。この取り組みは、Believeが日本の音楽業界において確固たる地位を築くための重要なステップとなるでしょう。業界の変革が進む中で、今井氏の活躍に注目が集まります。