生成AIを駆使した新たなカーボンクレジット評価サービス「GreenChecker」
大阪ガス株式会社は、2025年夏から提供開始予定の世界初の生成AIを活用したカーボンクレジット品質評価サービス「GreenChecker」の機能を拡充しました。このサービスでは、ボランタリークレジットに加えて、コンプライアンスクレジットの評価も可能になります。
カーボンクレジットの重要性と背景
カーボンクレジットとは、温室効果ガスの排出を削減したことを証明するためのクレジットで、企業がカーボンニュートラルに向けた取り組みを進める上で非常に重要な役割を果たします。これには、国連や各国政府が行う「コンプライアンスクレジット」と、民間団体が独自に運営する「ボランタリークレジット」があります。
特にボランタリークレジットは、最近では品質重視の動きが強まっており、この基準の強化が進んでいます。一方で、コンプライアンスクレジットは政府の政策に基づくもので、一定の規制があるため品質がある程度担保されています。しかし、国際基準の整合性が求められる今、JクレジットやJCM(国際クレジット制度)の整合性を把握することが企業にとって重要になっています。
GreenCheckerの機能概要
「GreenChecker」は、カーボンクレジットの品質を第三者的に評価する革新的なWebサービスです。大阪ガスは、2024年にこのシステムを構築し、生成AIを駆使した手法で評価を行います。具体的には、カーボンクレジット創出プロジェクトの計画書や報告書の内容と、複数の設定基準を短時間で照らし合わせ、プロジェクトの評価点や順位、改善点を明示します。
この評価システムを使うことで、企業は信頼性の高い情報に基づいてカーボンクレジットの導入判断を行うことが可能となります。
機能の拡充内容
これまで700以上のボランタリークレジットプロジェクトを評価してきたGreenCheckerですが、新たに約800件のすべてのJクレジットプロジェクトの評価も可能になります。これにより、1500件以上のプロジェクトの情報を一元的に閲覧でき、国際的な基準との整合性やリスク評価への対応が強化されます。これにより、企業などは事業計画の信頼性と透明性を高め、より効果的にカーボンニュートラルの目標に向けた行動を取ることができます。
無料体験会とウェビナーのお知らせ
2月3日(火)には、東京国際フォーラムで、国内最大級のカーボンクレジットフォーラム「Carbon Credits Journal Forum」が開催されます。この中で、GreenCheckerの開発者によるパネルディスカッションや無料体験会を実施します。また、2月20日(金)には、大阪ガスのオンラインセミナーで、今後の制度変化に対応するためのGreenCheckerの活用方法について解説する予定です。参加は無料ですが、事前登録が必要です。
大阪ガスの概要
大阪ガスは1897年に設立され、ガスの製造・販売や電力の発電・販売を手掛けています。「GreenChecker」のような革新的なサービスを通じて、環境問題に積極的に取り組んでいます。
これからの脱炭素社会に向けて、新たなテクノロジーを駆使したサービスがいかに企業や社会に貢献できるか、注目が集まります。