田附興風会医学研究所北野病院が迎える100周年
2025年11月、公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院が創立100周年を迎えます。この節目に、同病院では感謝の気持ちを込め、様々な新たな取り組みを開始します。ここでは、その内容と意義について詳しく紹介します。
歴史を振り返る
田附興風会は、1925年11月、創立者である田附政次郎氏の思いを受け継ぎ、医学研究の振興を目的として設立されました。その後、1928年には北野病院が開院。地域の皆様に支えられながら、数々の困難を乗り越え、現在に至るまで大阪市北区で医療を提供し続けてきました。第二次世界大戦中の大阪大空襲で一時閉院を余儀なくされるも、1950年には再開院し、地域医療の中核としての役割を果たしてきました。
100周年に向けた新たな取り組み
この100周年を機に、新たに「予防医学棟」の建設が計画されています。この施設は、最先端の健診を提供し、市民の健康を守るための重要な拠点となります。工事の計画は2025年12月から始まり、2027年10月頃の完成を目指しています。
予防医学棟の概要
- - 主要用途: 病院
- - 工事種別: 新築工事
- - 構造: 鉄骨造、地上6階
- - 延べ面積: 約4,900平方メートル
- - 工事範囲: 建築工事、電気設備工事、給排水衛生設備工事、空調換気設備工事など
また、1階には「100周年記念ホール」を設け、地域の皆様が自由に利用できる展示スペースやセミナーの開催を予定しています。これにより、地域住民とのつながりをさらに深めることを目指します。
感謝の気持ちを表すために
100周年を記念して、特別な「アニバーサリーマーク」が制作されるほか、「記念ムービー」も公開予定です。これらは創立からの歩みと感謝の気持ちを形にするものであり、地域の皆様と共にこの特別な年を祝い、次の100年に向けた新たな決意を伝えるものとなるでしょう。
今後の展望
田附興風会では、次の100年を見据えて、地域に必要な医療の提供を持续的に行うことを目標としています。「ともに100年、これからも」というキャッチフレーズを掲げ、地域の皆様とともにさらなる発展を遂げていく意思を示しています。176年にわたる歴史の中で培ってきた信頼関係をもとに、より良い医療サービスの提供を続けていくと約束しています。
地域の皆様が安心して健康で元気に過ごせる社会の実現に向けて、田附興風会は引き続き全力を尽くしていく所存です。